SBI証券で米国債を購入する際、円建てで買うのとドル建てで買うのではどちらが有利か気になる方も多いでしょう。この記事では、両者の違いと、今の状況でお得な選び方を整理して解説します。
ドル建て購入と円貨決済の違いとは?
SBI証券では、米ドル建て債券を購入する際に「ドル建て決済(外貨決済)」と「円貨決済」が選べます。円貨決済では日本円から自動で為替が行われますが、為替手数料などがかかります。
一方、外貨決済であれば、事前に用意した米ドルで購入でき、為替手数料は0円とされるため、手数料を抑えるならドル建て購入が有利です。([turn0search12])
SBI証券での購入方法と為替処理
ドルで購入したいなら、まず外貨預金やリアルタイム為替取引で米ドルを準備する必要があります。SBI新生銀行や住信SBIネット銀行経由で口座に外貨を持っておけば、円を介さずに外貨債券に投資できます。([turn0search15])
円貨決済の場合は「定時為替取引」で日本円を米ドルに自動交換して注文されますが、為替コストや約定時間(10時または14時)に注意が必要です。([turn0search7])
ドル建てのメリット・デメリット
メリット:為替手数料がかからず、ドルと債券の両方で為替差益の可能性がある
デメリット:為替変動リスクが直接かかり、為替準備の手間が必要
たとえば、購入時ドル円が100円でも、満期時にドルが90円になっていれば、円に換算すると元本割れになる可能性があります。([turn0search2])
円建てのメリット・デメリット
メリット:為替準備不要で簡単、初心者でも手間が少ない
デメリット:為替手数料がかかり、購入時点の為替レートの影響を受ける
特に少額で分散して投資する場合や利便性重視なら円貨決済が選ばれやすい選択肢です。
為替動向と金利差に注目
最近は日米金利差が拡大傾向にあり、円安ムードが続いています。こうした状況では、ドル建てで保有しドルの価値が上昇すれば円ベースのリターンも増える可能性があります。([turn0search0])
ただし、金利上昇局面や円高局面では損失のリスクもあるため、為替動向を注視する必要があります。
選び方の目安:どちらが自分に合っている?
- 少額で手軽に買いたい・為替を気にしたくない→円貨決済
- 為替コストを抑えたい・ドル資産として保有したい→ドル建て決済
長期保有を想定するなら、ドル建てで外貨預金と相乗りする形で運用するスタイルも有効です。
まとめ:状況に応じて最適な選択を
現在の為替や金利情勢から見ると、為替コストを抑えつつドルで保有する選択肢は魅力的です。しかし、手間やリスク許容度も加味すると、初心者や頻繁な取引を避けたい方には円貨決済が適しています。
どちらが「お得」かは、自分のスタンスや投資スタイルによって異なるため、両方の方法を理解したうえで選択することが大切です。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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