暗号資産XRP(リップル)に関心がある投資家の中には、その関連企業や恩恵を受ける上場企業にも投資チャンスを見出そうとする方が増えています。XRPの普及やRipple社の事業拡大に伴い、金融・ブロックチェーン分野の関連銘柄は世界中で注目を集めています。
XRPとは?リップル社のビジネスモデル
XRPはRipple社が開発した国際送金用のデジタルアセットで、送金速度の速さと手数料の低さが特長です。SWIFTに代わる次世代送金インフラとして、世界中の金融機関との提携が進められています。
Ripple社は、XRPを用いた「ODL(オンデマンド流動性)」サービスを銀行や送金事業者に提供しており、この事業が本格展開されれば、関連企業の業績にも影響を与えると考えられます。
XRPに関係する日本株銘柄
- SBIホールディングス(8473)
最もXRPに密接な関係を持つ日本企業のひとつ。Ripple社に出資し、共同出資による「SBI Ripple Asia」を設立。国内外でXRP活用の送金事業を展開しています。
- マネックスグループ(8698)
仮想通貨取引所「コインチェック」を傘下に持つ企業で、XRPの取扱量も多く、関連性があります。
- セレス(3696)
ポイントサイト「モッピー」や仮想通貨関連投資を通じ、XRP取引所とのつながりがある企業です。
XRPに関係する米国株銘柄
- Bank of America(BAC)
Ripple社と提携実績があることで知られています。ODLを含めた次世代送金インフラ導入の可能性あり。
- PNC Financial Services(PNC)
RippleNet導入済みの大手米銀。XRPを間接的に利用した送金ネットワークの一部を担います。
- MoneyGram(MGI)
過去にはRipple社との提携歴があり、XRPを用いた送金実証も実施。現在は関係を解消していますが注目は継続。
ブロックチェーン技術に注目する関連企業
XRPと直接の資本関係がない企業でも、Ripple社のブロックチェーン技術やXRP活用に期待する動きを見せている企業は多数あります。たとえば。
- Accenture(ACN):Rippleとのコンサル連携を発表。
- IBM(IBM):XRPとは別にStellarと連携していますが、同じ送金領域に注目。
このような企業群も、XRPの市場拡大によりビジネスチャンスを得る可能性があるため、投資家にとっては間接的な注目先になります。
XRP関連銘柄の選定ポイント
関連銘柄を選定する際には、単にRipple社との提携だけでなく、以下の視点も持ちましょう。
- XRPの取り扱い量が多い仮想通貨取引所の親会社
- XRP関連送金サービスを実際に導入している企業
- Ripple社への出資比率や資本関係の強さ
単なる思惑ではなく、業績やIR資料を確認することで、過度な期待を避けた堅実な投資判断が可能です。
まとめ:XRP銘柄は成長余地とリスクを見極めて
XRP関連銘柄は将来的な国際送金の革新における恩恵を受ける可能性があります。しかし、規制リスクや暗号資産市場のボラティリティも高いため、投資には慎重さも必要です。
主力銘柄としてSBIホールディングスなどを軸にしつつ、Ripple社のパートナーシップやサービス導入状況を定期的にウォッチすることが重要です。

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