もし10年前にビットコインを10万円分購入していたら?仮想通貨の長期投資シミュレーション

資産運用、投資信託、NISA

ビットコインは過去10年間で驚異的な価格上昇を遂げた資産の一つです。「10万円だけ買って10年放置していたら、今どれくらい儲かっていたのか?」と気になる方も多いのではないでしょうか。この記事では、過去の価格推移をもとに実際のシミュレーションを交えて、ビットコインの長期保有の可能性を解説していきます。

10年前のビットコイン価格と購入数量

2025年現在から10年前、つまり2015年頃のビットコインの価格は、1BTCあたり約3万円〜4万円台でした。仮に2015年1月に10万円で購入したとすると、約2.5BTC〜3.3BTCを取得できたことになります。

たとえば、ビットコインが当時「1BTC=3万円」の時に購入したと仮定すると、10万円÷3万円=約3.33BTCという計算になります。

現在(2025年)のビットコイン価格と資産評価額

2025年8月時点でのビットコイン価格は、1BTCあたりおよそ900万円前後で推移しています。したがって、3.33BTCを保有していた場合の資産価値は、3.33BTC × 900万円 = 約2997万円となります。

たった10万円が約3000万円に化けたということです。これは年利に直せば約82%に相当する驚異的な利回りです。

ビットコインの価格推移の特徴

ビットコインは過去10年で大きな価格変動を繰り返してきました。一時期は2017年末のバブルで200万円を突破したものの、その後暴落し30万円台まで下落。その後再び2021年に700万円を超えるなど、「ボラティリティ(変動性)」が非常に高い資産です。

そのため、長期で保有できた人は結果的に大きな利益を得られたというわけです。

ビットコインを長期保有する際の注意点

仮想通貨はセキュリティ面にも注意が必要です。取引所の破綻やハッキング、本人の秘密鍵の紛失など、「管理リスク」を甘く見てはいけません。

また税制面でも、ビットコインの売却益は原則として雑所得扱いとなり、累進課税が適用されるため、高額利益が出た場合の納税準備も重要です。

過去の成功事例と教訓

実際に2010年代初頭にビットコインを購入していた早期投資家たちは、大きなリターンを得て「億り人」と呼ばれる存在となりました。しかしその陰で、パスワードを忘れて引き出せなくなった人や、暴落局面でパニック売りしてしまった人も少なくありません。

つまり、「握力」や「メンタル」も成功の鍵と言えるのです。

まとめ:ビットコイン長期保有の可能性とリスク

仮に10年前に10万円分のビットコインを購入していた場合、現在では約3000万円の資産価値となっていた可能性があります。ビットコインの持つ爆発的な成長性は確かに魅力的ですが、その一方で極端な価格変動や管理リスク、税金リスクなど、考慮すべきポイントも多く存在します。

仮想通貨の長期投資を検討する際は、こうした過去の教訓と成功事例をバランスよく学び、自分に合ったリスク許容度を持つことが大切です。

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