サポレジ転換からのエリオット波動3波狙いは通用するのか?理論と実戦で読み解く相場分析

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トレードの世界では、サポレジ転換(サポートラインがレジスタンスラインへ、またはその逆になること)とエリオット波動理論を組み合わせて戦略を立てる手法が注目されています。なかでも、サポレジ転換からの第3波狙いは「理想形」とも呼ばれる局面ですが、それは本当に通用するのか、現実的なのかを検証していきます。

サポレジ転換とは?市場心理が変化する重要なライン

サポレジ転換とは、過去に価格が反発した支持線(サポート)や抵抗線(レジスタンス)が、価格の突破を経て役割を逆転する現象です。これにより、元レジスタンスがサポートに、またはその逆になることで、新たなトレンドの起点になりやすくなります。

例えば、100円で何度も上値を抑えられていた銘柄がその価格をブレイクすると、今度はその100円が下値支持になる、というケースが典型です。この転換点は、エントリーポイントとして重視されやすく、反発を狙ったトレードに活用されます。

エリオット波動理論と第3波の位置付け

エリオット波動理論では、上昇局面を5つの波で構成し、その中でも第3波は最も勢いが強く、値幅も大きくなりやすい「本命波」とされています。つまり、ここを捉えられれば大きな利益を狙える可能性があるのです。

第3波は「投資家の期待が確信に変わる」タイミングとも言われ、出来高の増加やトレンドラインの加速といった特徴が現れます。テクニカル的にも、移動平均線のクロスやMACDのゴールデンクロスなど、複数のシグナルが重なることが多いのが特徴です。

サポレジ転換反発からの第3波を狙う実戦例

ある仮想通貨ペアで、1000ドルが何度もレジスタンスとして機能していたところを大陽線でブレイク。その後、価格が再び1000ドル近辺まで押し戻され、サポレジ転換によってサポートとして機能する動きを確認。ここで反発を確認した時点でエントリーし、結果的に1,300ドルまで上昇。この波が典型的な第3波で、値幅30%の利益確定につながった事例があります。

このように、「サポレジ転換+第3波」というコンセプトは、理論上だけでなく実際の相場でも再現性がある戦略といえます。

注意点:理想と現実のギャップに備える

ただし、この手法にも注意点はあります。サポレジ転換と見えても「だまし」の可能性があり、価格が再び転換ラインを割り込むケースも珍しくありません。また、エリオット波動のカウントも主観が入るため、明確な第3波を認識するのは容易ではありません。

リスクリワード比を意識し、ストップロスの設定を徹底することで、損失を最小限に抑えつつチャンスを狙うトレードが可能になります。根拠が複数重なる場面を選ぶことが成功率向上の鍵です。

サポレジ×エリオット3波を活かすための戦略

1. 時間足を統一:エントリー判断は必ず同一の時間足内で完結するように。複数時間足の情報は補助的に使用するのが理想です。

2. 出来高やオシレーターの併用:MACD、RSI、出来高など複数のテクニカル指標で転換を裏付ける根拠を探しましょう。

3. 押し目確認の徹底:転換後の反発が中途半端であれば見送り、明確な反発シグナルが出てからエントリーするのが安全です。

まとめ:理想論ではなく、再現性のある戦術として使える

サポレジ転換後の反発を第3波として狙う手法は、理想論ではなく、テクニカル分析を駆使する中で十分に現実的なトレード戦略です。ただし、単なる形だけにとらわれず、根拠の重なりやリスク管理を重視する姿勢が重要です。

自分のトレードルールにこの戦術を取り入れることで、より確度の高い相場判断ができるようになるでしょう。

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