戻り売りの成功率を高める戦略:上位足と下位足の連携で確実な仕掛けを狙うには

外国為替、FX

FXや株式のテクニカルトレードにおいて、戻り売り戦略はトレンドフォロー型の代表的なエントリーメソッドです。しかし、上位足での戻り売りポイントに対して、下位足がうまく反応しないことも少なくありません。本記事では、戻り売りの精度を高めるために必要なマルチタイムフレーム分析と仕掛けの判断ポイントを詳しく解説します。

戻り売りとは何か?基本的な考え方

戻り売りは、下降トレンドの中で一時的に価格が上昇(戻り)した後、再度下落に転じるタイミングで売りを仕掛ける手法です。この「戻り」を狙うには、トレンドの方向性を把握するために、まずは上位足(例:日足・4時間足)を確認することが重要です。

例えば、日足で明確な下降トレンドが継続している中、ローソク足が移動平均線(MA20やMA50など)まで戻ってきたタイミングが戻り売りの候補とされます。

下位足でのエントリー条件:トレンド転換とダブルトップ

上位足での戻り売りポイントが明確でも、実際のエントリーは下位足(例:1時間足・15分足)でのサインが整ってから行うのが基本です。代表的な下位足のエントリーサインは次の通りです。

  • トレンド転換:高値・安値の切り下げでダウ理論的な下落の兆候
  • ダブルトップ形成:同水準での高値が2回形成され、その後ネックラインを割ったタイミング

特に、ダブルトップ+ネックラインブレイクは分かりやすく、初心者でも視認しやすいパターンです。

下位足の形が出ないときはどうする?

結論から言えば、「形が出ないならスルーする」という判断は非常に正しいアプローチです。トレードで一番避けるべきは、シナリオに合わない無理なエントリーです。

あらかじめルールを決めておき、「下位足でトレンド転換またはパターン形成が確認できなければ見送る」と明記しておくことで、感情に左右されないトレードが可能になります。

実際のトレードシナリオの例

たとえば、4時間足で下降トレンド中、戻りの上昇が20MAに到達した場面を想定しましょう。そこで15分足を見ると、最初の高値が形成されたあとに、再び同じ水準で高値が止まり、ネックラインをブレイクした瞬間がダブルトップ形成となります。この時点でエントリーを実行するのが理想的です。

反対に、上昇が勢いよく続き、ネックライン割れや高値切り下げが見られない場合は、仕掛けを見送り、次のチャンスを待つのが鉄則です。

エントリーにこだわらず「待つ」技術が重要

トレードにおいて「待つこと」は非常に価値のある技術です。焦って中途半端な形でエントリーしてしまうと、勝率が大きく下がる傾向があります。むしろ、「自分のルール通りに動いた相場だけに乗る」というスタンスを徹底することで、長期的な安定した成績につながります。

このような心構えはプロのトレーダーほど大事にしており、無駄なエントリーを減らすことが資産を守る最良の方法です。

まとめ:明確な条件が整ったときだけ仕掛けるべき

戻り売り戦略は、上位足と下位足の連携が鍵です。しかし、下位足でトレンド転換やパターン形成が見られない場合は、スルーする勇気を持つことが成功の秘訣です。自分のルールに忠実なトレードを続けることで、無駄な損失を減らし、着実な利益を積み重ねていきましょう。

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