積立NISAで+15%の利確は成功?オルカン投資の平均リターンと今後の活用術

資産運用、投資信託、NISA

積立NISAを利用して投資していたオルカン(eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー))を+15%で売却できたという報告をよく見かけますが、それは「平均」的な成果なのでしょうか?この記事では、オルカンのパフォーマンスと積立NISAの運用成果として妥当かどうかを詳しく見ていきます。

オルカンの平均リターンとは?

オルカンの長期リターンは、おおよそ年率5%〜7%とされています。実際にeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の運用開始(2018年10月)からのトータルリターンは、2024年時点でおよそ+70%以上に達しており、平均年率換算では+10%を超える年もありました。

このため、5年間の積立で+15%のリターンはやや控えめな印象がありますが、市場のボラティリティや為替の影響を加味すると、十分に「堅実な成果」とも言えます。

+15%は良い成果?それとも平均以下?

毎月一定額を積み立てていた場合、投資タイミングによってリターンは大きく異なります。たとえば、コロナショック後の安値で多く購入していた人は高いリターンが出ている一方、2021年以降に積立を始めた人は伸び悩んでいる可能性も。

+15%は「控えめだが安定した利益確定」と評価できます。元本割れを避けて利益確定できたという事実は、長期投資の成功例のひとつです。

売却後のお金、どう活用する?

  • 再投資にまわす
  • 相場に長く居続けることが資産形成の王道です。NISA枠の再利用や課税口座での再投資を検討する価値はあります。

  • 経験を活かして銘柄分散
  • 次はS&P500などの別ファンドや金・債券を含めたバランス投資に挑戦するのもよいステップアップです。

  • 自分への投資
  • 学習やスキルアップに使うことも有益です。将来的に収入増につながる「リターンの高い投資」と言えるでしょう。

投資成果をどう評価するべきか

投資の評価は「どれだけ増えたか」だけでなく「リスクに見合ったリターンだったか」も重要です。オルカンは世界中に分散された資産に投資しており、安定性が高い一方で爆発的なリターンは期待しづらい設計です。

その中で+15%を確実に得たというのは、長期的に考えると堅実で良い出口戦略だったといえるでしょう。

オルカンの今後の見通し

2025年以降もオルカンは引き続き「主力インデックスファンド」として多くの投資家に支持されると見込まれています。全世界株式の特性上、アメリカ・日本・欧州・新興国すべての経済成長を取り込むため、時期によってはパフォーマンスが低下することもありますが、長期的には安定した成長が期待できます。

そのため、「一度利確→再参入」という判断も戦略の一つとして合理的です。

まとめ:+15%の売却益は立派な成果

5年間積み立てたオルカンで+15%の利益を出せたのは、投資初心者にとって非常に価値ある成果です。今後の運用はその経験を活かして、より戦略的な投資へつなげていきましょう。

投資の成否は「継続と振り返り」がカギです。次のステップに向けて、計画的な運用を心がけましょう。

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