SBI証券での裁定取引を行う場合、取引所とPTSの価格差を利用する戦略があります。しかし、取引の際には約定日や受渡日などの取引条件を理解することが重要です。この記事では、SBI証券のデイタイム・セッションにおける取引の条件と、PTSで安い価格で仕入れた後に取引所で高い価格で売却する際の注意点について解説します。
デイタイム・セッションの取引条件と受渡日
「デイタイム・セッション(8:20~16:30)」での取引においては、売買が成立した日が「約定日」となり、約定日から2営業日後が「受渡日」となります。この受渡日が重要で、取引所で購入した株式をすぐに売却することができないことがあります。これは、株式が実際に手元に届くのが受渡日になるため、取引が完了する前に次の売買を行うことができないというルールに基づいています。
PTSで安い価格で仕入れて取引所で高い価格で売却できるか
PTS(私設取引システム)で安く仕入れた株式を、取引所で高い価格で売却する場合、通常は受渡日の影響を受けて、即座に売却することはできません。約定日から受渡日までの期間が必要なため、PTSで購入した株を取引所で高値で売却するためには、株式が実際に手元に届くのを待つ必要があります。そのため、理論的にはすぐに取引所で売却して利益を確定することは難しいです。
裁定取引における注意点
裁定取引を行う際には、取引所とPTSの価格差をうまく利用することが求められますが、受渡日のタイミングや取引時間に注意する必要があります。約定日から2営業日後が受渡日となるため、価格差を利用して売買するタイミングを適切に見極めることが重要です。また、取引の際に発生する手数料や税金も考慮に入れるべきです。
PTSと取引所の価格差を利用するための戦略
PTSと取引所の価格差を利用するためには、取引所とPTSの間で継続的に価格差が発生していることを確認する必要があります。また、受渡日を考慮しつつ、取引所とPTSの価格差が十分に利益を生む場合にのみ取引を行うことが推奨されます。このような戦略を採る際には、タイミングとリスク管理が非常に重要です。
まとめ
SBI証券での裁定取引において、PTSで安い価格で株を仕入れ、取引所で高い価格で売却することは、受渡日のルールにより即座には実行できません。受渡日から取引が完了するため、取引のタイミングや価格差をしっかりと見極めて、慎重に行動することが必要です。裁定取引を成功させるためには、取引の条件やリスクを十分に理解し、戦略を立てて取引を行いましょう。

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