株式NISAの利用者が気になるのは、購入した株の金額が限度額にどう影響するのかという点です。NISAの限度額は、現在保有している株の合計金額を基にするのか、それとも売買によって変動するのか。この問題について詳しく解説します。
NISAの限度額とは?
株式NISAには年間の投資限度額が決まっています。この限度額は、毎年1月1日から12月31日までの1年間における投資の上限額を意味します。2023年度のNISAの限度額は、一般NISAで最大120万円、積立NISAで最大40万円です。この範囲内で、税制優遇を受けながら投資を行うことができます。
売買による限度額の変動
NISAでの投資限度額は、実際に株式を購入した金額が基準となります。ですので、株式を購入するとその金額分が限度額に加算されます。しかし、株式を売却した場合、その売却金額が限度額から減少することはありません。NISA口座内で売買しても、あくまで「購入した金額」が基準となります。
保有株の合計金額について
NISAの限度額は、あくまで「購入金額」を基準にして計算されるため、現在保有している株の合計金額は限度額に直接関係しません。例えば、今年購入した株の合計が100万円だった場合、今年のNISA枠の100万円分が使用され、株価が上がったり下がったりしても限度額には影響を与えません。
売買した場合の注意点
株式を売買しても、購入時に使用したNISAの枠は減らないため、売却後に新たに株を買う場合、再度その株の購入額が限度額に加算されます。例えば、100万円分を購入し、その後株価が上がり100万円で売却した場合、売却してもNISAの枠は消費され続けます。
まとめ
NISAの限度額は、購入金額を基準にしているため、売買してもその都度限度額が減ることはありません。株式の価格が変動しても影響はなく、あくまで「購入した金額」が重要です。NISAの枠を効率的に使うためには、購入金額を把握し、売買を行う際に注意することが大切です。

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