株式投資を行う際、EPS(1株あたり利益)が右肩上がりの企業は魅力的な投資対象となります。しかし、数多くの企業のEPSを調べるのは時間がかかり、手間がかかる作業です。そこで、効率的にEPSが上昇している企業を調べるための方法やツールについて解説します。
EPSが右肩上がりの企業を調べる重要性
EPSが右肩上がりである企業は、収益性が向上している証拠であり、安定した成長を遂げている可能性が高いです。こうした企業を早期に発見することは、長期的な投資の成功に繋がります。
一方、EPSの上昇を追いかけるだけではなく、その企業がどのようなビジネスモデルや市場で成功しているのかを理解することも重要です。したがって、効率的にEPSデータを収集できる方法を知っておくことが大切です。
EPSデータを一括で調べる方法
通常、IRバンクなどのサイトで1銘柄ずつ調べることは手間がかかりますが、以下の方法を活用することで、効率よく多くの企業のEPSデータを調べることができます。
- 株式分析ツールの利用: 株式投資家向けの分析ツール(例えば、楽天証券やSBI証券などの証券口座で提供されているツール)を活用することで、企業ごとのEPSの推移を一括で確認できます。
- フィルター機能を活用: スクリーニングツールを使用して、EPSが右肩上がりの企業を抽出できます。例えば、ヤフーファイナンスやモーニングスターなどで提供されている株式スクリーナーを使えば、一定期間におけるEPSの成長率を入力して、該当する銘柄をピックアップできます。
- データ提供サービス: 一部のデータ提供サービス(例えば、QUICKやBloombergなど)では、企業の財務データをCSV形式でダウンロードでき、これを使って一括でEPSデータを確認することができます。
おすすめの株式スクリーナーツール
EPSが右肩上がりの企業を探すためには、使いやすい株式スクリーナーを活用するのが非常に効果的です。以下に、おすすめのスクリーナーツールを紹介します。
- Yahoo!ファイナンス スクリーナー: 無料で利用でき、EPSの成長率や過去のデータをもとにスクリーニングできます。
- TradingView: 高度なチャート分析と共に、EPSなどの財務データを組み合わせて銘柄を選ぶことができます。
- フィスコスクリーナー: 日本株専用のスクリーナーで、EPSの推移をチェックしながら企業選びができます。
これらのツールを使えば、効率よくEPSが右肩上がりの企業を見つけることができます。
具体的な銘柄選定のポイント
EPSの成長率を見ているだけでは、企業の健全性や将来性を十分に評価することはできません。EPSの増加が一時的なものでないか、持続可能な成長かどうかを見極めることが重要です。
例えば、EPSが一時的に上昇している場合、その原因が一時的な要因(特別利益や売上増加など)であることも考えられます。そのため、EPSの増加が企業の基本的な収益力から来ているのか、経済的な要因に基づくものかを見極めることが大切です。
まとめ
EPSが右肩上がりの企業を効率よく調べるためには、株式スクリーナーや分析ツールを活用することが最も効果的です。これらのツールを使えば、数多くの銘柄のEPSを一括でチェックでき、投資の選択肢を広げることができます。また、EPSの増加が持続可能であることを確認し、企業の将来性を見極めた上で投資を行うことが、成功するための鍵となります。

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