SBI証券でのNISA運用に関する基本的な質問について、詳しく解説します。運用収益率や評価額、NISAの増加額についての疑問を解消し、さらに投資の仕組みを理解する手助けとなる情報を提供します。
評価額合計と運用収益額の関係
まず最初に、評価額合計と運用収益額の関係について説明します。評価額合計は、NISA口座で運用している全ての資産の現在の価値を示します。つまり、運用収益額も含まれた金額です。したがって、評価額合計が64万円で運用収益額が7万円の場合、評価額合計には既に運用収益額が含まれています。
この場合、初期の投資額は57万円(64万円 – 7万円)で、運用収益額はその57万円に対して7万円の利益が乗っているという形になります。つまり、評価額合計の64万円に7万円を加えるということはなく、総額は64万円です。
NISAの運用収益に対する税制優遇とは?
NISA口座で得た利益には、税金がかからないという特徴があります。つまり、NISA口座を利用することで、運用収益額が増えてもその分は非課税となり、税制優遇を受けられます。これにより、長期的な運用では税金を気にせずに資産を増やすことができるのです。
初年度に10%の運用があった場合、その10%はその年に達成された収益のことを指します。翌年以降も収益は積み重なっていきますが、税制の優遇を受けるのは、NISA口座内での収益に限られます。
運用収益率が12.5%の場合の計算
運用収益率が12.5%の場合、2年目にはその収益が積み重なり、3年目にはさらに増加します。しかし、これは単純に12.5%が毎年適用されるわけではありません。例えば、初年度に10%の収益があった場合、翌年はその利益を含めて、全体で増加します。2年目にはその利益がさらに増えて、最終的に運用収益率は累積的に上がります。
具体的には、2年目には25%(10% + 12.5%)に、3年目には37.5%(10% + 12.5% + 12.5%)となります。つまり、初年度の運用利益が基盤となり、その利益が翌年以降の収益に影響を与える仕組みです。
運用収益の増加と再投資の関係
運用収益が増加すると、その利益を再投資することが可能です。この再投資により、さらに多くの利益を得ることができます。しかし、新たに追加投資を行う場合、その投資分に対しての収益が次の年度に反映されることになります。例えば、初年度に100万円を投資した場合、3年目の収益はその100万円に基づいて増加し、再投資分はさらに3年後に効果を発揮します。
これは、積立投資や複利運用における基本的な考え方です。つまり、新しい投資額は既存の運用額に対して累積的に影響を与えます。
まとめ
SBI証券のNISA運用に関する疑問について、評価額合計や運用収益率、税制優遇に関する基本的なポイントを解説しました。運用収益額は評価額合計に含まれていること、また、NISA口座での収益は非課税であるため、長期的に資産を積み上げるための有力な手段であることが分かります。運用収益率の変動については、再投資や複利運用の仕組みを理解することで、より効果的に運用することが可能です。
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