共働きで高い世帯収入がある一方、貯金とローンのバランスをどうとるか、そしてその一部を投資信託に振り分けることのリスクについて悩んでいる方も多いでしょう。本記事では、資産運用として投資信託を選ぶことのリスクと、オルカン(オール・カントリー)投資信託を利用する場合のポイントについて解説します。
共働き家庭の資産状況を確認する
まず、質問者のように世帯年収が高く、現金資産が大きい場合、安定した生活基盤があるため、少しリスクを取った運用が可能な状況にあると言えます。しかし、ローンの返済があるため、流動性やリスク分散を意識した資産運用が重要です。
月々の貯金額が30万円のうち10万円を投資信託に回すことが適切かどうかは、貯金額の一部を運用していると仮定した場合、その運用方法やリスク許容度に依存します。
投資信託への投資リスクとは
投資信託を通じて資産運用を行う際のリスクには、主に市場の変動リスク、金利リスク、為替リスクなどがあります。オルカン(オール・カントリー)は、世界中の株式を対象に投資を行うため、リスク分散が効いている反面、特定の国や地域での経済変動に影響を受ける可能性もあります。
特に、積立額が月10万円である場合、相場の上下によって投資信託の評価額は大きく変動する可能性があるため、短期的な視点で見るとリスクが高いと感じることがあるかもしれません。しかし、長期的に投資を続けることで、リスクは分散され、利益を得るチャンスも広がります。
オルカン投資信託のメリットとデメリット
オルカン(オール・カントリー)投資信託は、世界各国の株式を幅広く組み合わせているため、リスク分散が図られています。日本国内の景気や市場の影響を受けにくく、国際的な分散投資が可能です。
しかし、リスク分散が効いている反面、世界の経済が低迷した場合には影響を受けることもあります。また、為替リスクがあるため、円安が進行すると外国株への投資が有利になりますが、逆に円高になると評価額に影響を与える可能性もあります。
リスクを最小限に抑えるための運用方法
リスクを最小限に抑えつつ、資産を増やすためには、分散投資が効果的です。オルカン投資信託は、既に多国籍な株式を含んでいるため、投資信託内でのリスク分散はされていますが、それに加えて定期的に積み立て額やポートフォリオのバランスを見直すことも重要です。
また、ローンの支払いを考慮しつつ、生活防衛資金として数ヶ月分の生活費を現金で保持しておくことも重要です。その上で、余剰資金を長期的に投資信託に回すのが理想的な資産運用法です。
まとめ
共働き家庭での資産運用において、月10万円をオルカン投資信託に振り分けることは、リスクを抑えながらも積極的に資産を増やすための方法として有効です。ただし、市場の変動により評価額が一時的に減少するリスクもあるため、長期的に投資を続ける視点が必要です。また、生活防衛資金を確保しつつ、リスク分散を図った資産運用を心がけることが重要です。
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