価格弾力性の概念は、需要と供給が価格変動にどれだけ反応するかを示します。今回は「完全弾力的」と「完全非弾力的」という2つのケースにおける需要曲線と供給曲線の関係を図示し、その特徴を解説します。
① 完全弾力的な需要曲線
完全弾力的な需要曲線は、価格がわずかに変動するだけで需要量が無限に変動する状況を表します。この場合、消費者は価格に非常に敏感であり、少しでも価格が上がると全く購入しなくなり、価格が下がると無限に購入するという特徴があります。
この需要曲線は横に平行な線で表され、価格がどれだけ変動しても需要量はすぐに無限に変化するため、完全に弾力的です。
② 完全弾力的な供給曲線
完全弾力的な供給曲線では、価格が少しでも変動すれば、供給量が無限に増加または減少します。供給者は価格の変動に非常に敏感であり、価格が上がれば供給量が急激に増加し、価格が下がれば供給量がゼロになるという特徴です。
この供給曲線は、価格軸に対して水平な直線で表され、価格が変動するごとに供給量が無限に増減する様子が示されます。
③ 完全非弾力的な需要曲線
完全非弾力的な需要曲線は、価格の変動に対して需要量が全く変わらない場合を表します。消費者は価格が上がっても下がっても、必ず同じ量を購入するため、需要曲線は縦に直立した線になります。
この状況は、必需品や他の代替手段がない商品に見られ、価格の変動に対して需要が全く反応しないため、完全非弾力的と言われます。
④ 完全非弾力的な供給曲線
完全非弾力的な供給曲線は、供給量が価格の変動に一切反応しない場合を示します。供給者は価格の変動に関わらず、一定量しか供給しないため、この供給曲線は垂直な線として描かれます。
例えば、自然資源や限定的な供給状況で、供給量が固定されている場合に見られます。
まとめ
価格弾力性は、需要と供給の反応性を測る重要な指標です。完全弾力的な需要曲線や供給曲線では、価格の変動に対して無限の反応があり、完全非弾力的な曲線では価格に対して反応しないという特徴があります。これらの理解は、経済学における市場の動きを予測するのに役立ちます。
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