SBI証券の『東/無』『P/無』とは?PTS信用取引で分かれて表示される理由を初心者向けに解説

株式

SBI証券で信用取引をしていると、建玉一覧に『東/無』と『P/無』が分かれて表示されることがあります。

特に15時30分前後の注文では、東証とPTSにまたがって約定するケースもあり、初めて見ると『なぜ分かれているの?』『返売や現引きはどうなるの?』と戸惑う人も少なくありません。

この記事では、SBI証券の信用取引における『東』『P』表示の意味や、PTS建玉の扱いについて初心者向けにわかりやすく整理します。

『東/無』『P/無』の意味とは?

SBI証券の信用建玉一覧では、約定した市場ごとに表示が分かれます。

表示 意味
東京証券取引所(東証)で約定
P PTS市場で約定
一般信用・制度信用区分などの補足表示

つまり、『東/無』と『P/無』に分かれているのは、同じ銘柄でも一部は東証、一部はPTSで成立したという意味です。

特にSBI証券では、夜間PTSやSOR注文機能によって、自動的に複数市場へ注文が振り分けられることがあります。

PTSとは何か

PTSとは『私設取引システム』のことです。

簡単に言えば、東証以外にも存在する株式売買市場のようなものです。

日本では主に、

  • ジャパンネクストPTS
  • CboeジャパンPTS

などがあります。

PTSでは、東証終了後でも取引できる時間帯があり、SBI証券ではPTS取引に対応しています。

そのため、注文タイミングや板状況によって、東証分とPTS分に分かれて約定することがあります。

東証建玉とPTS建玉はこのまま別管理?

基本的には、建玉管理上は分かれたまま表示されるケースが多いです。

つまり、

  • 東証で約定した建玉
  • PTSで約定した建玉

が別建玉として管理されます。

平均取得単価としては合算表示される場面もありますが、返済注文時には市場別に扱われることがあります。

そのため、『東だけ返済』『PTSだけ返済』のような状態になることもあります。

返売(信用返済売)操作は通常と同じ?

基本的な操作自体は通常の信用返済とほぼ同じです。

ただし、返済時に、

  • どの建玉を返済するか
  • 東証建玉かPTS建玉か

を確認する必要があります。

SBI証券では返済注文画面で対象建玉を選択できるため、PTS建玉も通常の信用返済操作で処理可能です。

ただし、PTS時間帯に返済する場合はPTS対応時間かどうかを確認する必要があります。

現引きの場合はどうなる?

PTS建玉でも、基本的には通常通り現引き可能です。

ただし、建玉ごとに処理されるため、

  • 東証分のみ現引き
  • PTS分のみ現引き
  • 両方まとめて現引き

など、建玉選択を確認することが重要です。

初めてPTS建玉を持った場合、『同じ銘柄なのに複数表示されている』ことで混乱しやすいですが、実際には通常の信用建玉と大きく操作が変わるわけではありません。

なぜ15時30分前後でPTS約定しやすいのか

15時30分前後は、東証の立会終了やPTS取引時間への切り替わりに近い時間帯です。

そのため、SOR注文が有効になっている場合、価格や板状況に応じてPTSへ回されることがあります。

特に出来高が少ない銘柄や、引け間際に注文が集中した場合は、東証とPTSに分散約定するケースも珍しくありません。

PTS建玉で注意したいポイント

PTS建玉では、次の点を理解しておくと安心です。

  • 建玉が市場別に分かれることがある
  • PTSは出来高が少ない場合がある
  • 返済対象建玉を間違えない
  • PTS取引時間を確認する

特に初心者は、『なぜ2つ表示されるのか』を知らずに混乱しやすいため、まずは市場別管理だと理解しておくことが大切です。

まとめ

SBI証券で表示される『東/無』『P/無』は、それぞれ東証約定とPTS約定を意味しています。

15時30分前後などでは、SOR機能やPTS取引によって注文が分散約定することがあります。

建玉は市場別に管理されることがありますが、返売や現引きの基本操作は通常の信用取引と大きく変わりません。

ただし、返済時は対象建玉の選択を間違えないよう、東証分とPTS分を確認しながら操作することが重要です。

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