株式投資をしていると、「損切りは絶対必要」という意見と、「優良株なら持ち続ければいい」という意見がよく対立します。
特に配当のある大型株やプライム市場の企業を保有している人ほど、「そのうち戻るのでは?」と感じやすいものです。
実際、長期保有で成功した投資家も多く存在します。一方で、「損切りしなかった結果、大きな損失になった」というケースもあります。
この記事では、「損切り不要論」がなぜ支持されるのか、逆に損切りが重視される理由は何なのかを、中立的に整理していきます。
「損切りしなくても勝てる」と言われる理由
長期投資家の中には、「優良企業なら時間が解決する」という考え方があります。
実際、日本を代表する大型株の中には、一時的に大きく下落しても、数年後に回復した銘柄も多くあります。
例えば、
- 景気後退時の銀行株
- コロナショック時の鉄道株
- 暴落時の商社株
などは、長期保有によって回復を待てたケースもあります。
特に配当がある企業だと、「保有しているだけで配当収入があるから待ちやすい」という心理も働きます。
ただし「戻らない株」も普通に存在する
一方で、「そのうち戻る」は必ずしも成立しません。
過去には、
- 業績悪化で低迷したままの企業
- 上場廃止になった企業
- 競争力を失った企業
- 時代変化についていけなかった企業
も数多く存在します。
特に個別株は、インデックス投資と違って「会社自体が弱くなるリスク」があります。
そのため、「プライム上場だから絶対安心」というわけでもありません。
損切りを重視する人の考え方
損切り派の人は、「資金管理」を重視しています。
例えば100万円が50万円になると、元に戻るにはその後100%上昇が必要になります。
そのため、「大きな損失を避けること」が投資で最優先と考える人も多いです。
| 下落率 | 元に戻るために必要な上昇率 |
|---|---|
| -10% | 約11% |
| -30% | 約43% |
| -50% | 100% |
特に短期売買や成長株投資では、「損切りしないと致命傷になる」という考え方が強くなります。
「損切り不要」が成立しやすい投資スタイル
実は、「損切り不要論」が成立しやすい条件もあります。
- 超長期投資
- インデックス投資
- 高配当大型株
- 余裕資金での投資
- 生活資金を使っていない
こうした条件だと、一時的な下落に耐えやすくなります。
逆に、信用取引や短期トレードでは、損切りなしはかなり危険視されます。
「メディアが損切りを勧める理由」は陰謀だけではない
「メディアは個人に損切りさせたい」という意見もありますが、実際には初心者向けリスク管理として語られることが多いです。
特に初心者は、
- ナンピンし続ける
- 含み損を見ないふりする
- 資金管理ができない
状態になりやすいため、「損失拡大防止」の意味で損切りが推奨されるケースがあります。
もちろん、何でも機械的に損切りすれば勝てるわけでもありません。
結局は、自分の投資スタイルに合っているかが重要です。
長期投資家ほど「企業を見る」傾向が強い
長期保有派は、株価よりも企業そのものを見る傾向があります。
例えば、
- 配当維持できるか
- 利益が出ているか
- 競争力があるか
- 財務が安定しているか
を重視します。
そのため、「一時的な株価下落では売らない」という判断も普通にあります。
逆に、企業の前提が崩れた時には売却するという人もいます。
まとめ
「損切りしない方が勝てる」という考え方には、実際に成功例もあります。
特に優良大型株や高配当株を長期保有する戦略では、一時的な下落に耐える投資家も少なくありません。
ただし、全ての株が戻るわけではなく、企業自体が弱くなるケースもあります。
そのため、損切りが正しい・間違いというより、
- 短期投資なのか
- 長期投資なのか
- 配当目的なのか
- 成長期待なのか
によって考え方が変わります。
「周囲が言うから損切りする」のでも、「絶対損切りしない」のでもなく、自分の投資スタイルに合ったルールを持つことが大切です。
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