NISAで日本中が投資しているって本当?新NISAブームと実際の利用者割合をわかりやすく解説

株式

最近、「NISAのおかげで日本中が投資を始めている」「みんな株や投資信託を買っている」という話を耳にする機会が増えました。SNSやニュースでも新NISAの話題が多く、「自分だけ取り残されているのでは?」と感じる人もいるかもしれません。この記事では、実際にどれくらいの人がNISAを利用しているのか、日本で投資が広がっていると言われる理由、そして投資をしていない人も多い現状について整理していきます。

NISAとはそもそも何か

NISA(少額投資非課税制度)は、株式や投資信託などで得た利益に通常かかる約20%の税金が非課税になる制度です。

特に2024年から始まった「新NISA」は、非課税枠が大幅に拡大され、制度が恒久化されたことで一気に注目されました。

以前は「投資はお金持ちがやるもの」というイメージも強かったですが、最近では月1000円〜1万円程度の積立投資を始める人も増えています。

「日本中が投資している」は少し大げさ

結論から言うと、「日本中が投資している」という表現はやや大げさです。

確かにNISA口座数は急増していますが、日本人全員が投資をしているわけではありません。

例えば、若い世代や会社員を中心に投資人口は増えていますが、

  • 投資に興味がない人
  • 生活費に余裕がない人
  • 現金貯金を重視する人
  • リスクを避けたい人

も依然として多く存在します。

実際には「以前よりかなり増えた」が正確な表現に近いでしょう。

なぜ急にNISAが話題になったのか

NISAがここまで話題になった背景には、いくつか理由があります。

新NISAで制度が使いやすくなった

2024年から始まった新NISAでは、年間投資枠や生涯投資枠が拡大されました。

さらに非課税期間が無期限になったことで、「長期積立向け制度」としてかなり使いやすくなっています。

銀行預金だけでは増えにくい時代

現在の日本は低金利が長く続いており、普通預金ではほとんどお金が増えません。

そのため、「少しでも資産形成したい」という理由で投資に興味を持つ人が増えています。

SNSやYouTubeの影響

最近はYouTubeやSNSで「NISAおすすめ」「オルカン積立」「S&P500」などの情報が大量に発信されています。

その影響で、「周りもみんなやっている」という感覚になりやすい面もあります。

実際は“投資していない人”もかなり多い

ネット上では投資の話題が目立ちますが、現実では投資をしていない人も非常に多いです。

特に、

  • 高齢世代
  • 投資に不安がある人
  • 家計に余裕がない人
  • 現金主義の人

などは、今でも預金中心の人が少なくありません。

また、「NISA口座だけ作って実際には運用していない」というケースもあります。

投資している人の多くは“積立投資”

最近増えている投資スタイルは、昔のような短期売買よりも「毎月コツコツ積み立てる」タイプが中心です。

例えば、毎月5000円〜3万円程度を投資信託に積み立てる人が多く、「一攫千金を狙う」というより、老後資金や将来資産形成のために利用されています。

特に人気なのは、全世界株式や米国株インデックス系の商品です。

NISAをやらないと損なのか

「みんなやっているから自分もやらないと損」と焦る必要はありません。

投資には元本割れリスクがありますし、生活防衛資金が不足している状態で無理に始めるのは危険です。

まずは、

  • 生活費を安定させる
  • 貯金を確保する
  • 制度を理解する

ことが大切です。

その上で、「少額から試してみる」という考え方もあります。

投資ブームには“情報の偏り”もある

SNSでは投資成功談が目立つため、「みんな儲かっているように見える」ことがあります。

しかし実際には、投資で不安を感じている人や、値下がりで焦っている人もいます。

また、投資経験が浅い状態で流行だけで始めると、相場下落時に耐えられず損失確定してしまうケースもあります。

そのため、「みんなやってるから」だけで始めるのではなく、自分の生活状況や性格に合うか考えることが重要です。

まとめ

NISAによって日本で投資人口が増えているのは事実ですが、「日本中が投資している」というほどではありません。実際には投資をしていない人も多く、特に現金重視の人や投資に不安を持つ人も依然として多数います。

ただ、新NISAの登場によって「少額から長期で積み立てる」という投資スタイルは以前よりかなり一般化しました。SNSの情報だけに流されず、自分に合った資産形成方法を冷静に考えることが大切です。

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