資産形成のシミュレーションをしたいと思っても、多くの積立計算サイトやアプリは複利運用やボーナス積立を前提としており、「たまにまとまった資金を追加投資したい」「単利で計算したい」というケースに対応していないことがあります。この記事では、途中で積み増しを行う積立運用の考え方や、計算方法、便利なシミュレーションツールについて解説します。
なぜ一般的な積立シミュレーターでは計算しにくいのか
多くの資産運用シミュレーターは、毎月一定額を積み立てる前提で設計されています。そのため、途中で50万円や100万円などのまとまった追加投資を反映できない場合があります。
また、投資信託やNISA利用者向けに作られているため、複利運用が前提となっており、単利計算を希望する人には使いにくいことがあります。
単利と複利の違いを理解する
単利は元本に対してのみ利息が付く計算方法です。一方、複利は利息にも利息が付くため、長期間では大きな差が生まれます。
| 項目 | 単利 | 複利 |
|---|---|---|
| 利息の対象 | 元本のみ | 元本+過去の利息 |
| 計算の簡単さ | 簡単 | やや複雑 |
| 長期運用効果 | 小さい | 大きい |
銀行預金感覚で資産の増加を確認したい場合は、単利シミュレーションの方がイメージしやすいこともあります。
途中で積み増しする場合の計算方法
例えば、初期投資0円、毎月1万円積立、年利2%、3年後に50万円追加投資するケースを考えます。
この場合は「毎月積立部分」と「3年目の追加投資部分」を別々に計算し、最後に合計します。
単利の場合は『元本×年利×運用年数』で計算できるため、途中追加投資も比較的簡単に計算できます。
例えば50万円を7年間運用するなら、利益は50万円×2%×7年=7万円となり、最終的に57万円になります。
おすすめのシミュレーション方法
途中積み増しを自由に設定したい場合は、専用アプリよりも表計算ソフトを活用する方法が便利です。
- Excel
- Googleスプレッドシート
- 家計簿アプリの資産管理機能
- 投資信託の積立管理ツール
特にGoogleスプレッドシートなら無料で利用でき、積立額や追加投資額を自由に入力できます。
簡単な単利計算式
単利の基本計算式は次の通りです。
運用結果=元本+(元本×年利×年数)
毎月積立がある場合は、それぞれの積立金が何年間運用されるかを考慮して計算します。正確に求めたい場合は月単位で計算できる表計算ソフトがおすすめです。
まとめ
一般的な積立シミュレーターは複利や定額積立を前提としているため、途中でまとまった資金を追加投資するケースには対応しにくいことがあります。
単利で計算したい場合は、毎月積立部分と追加投資部分を分けて考えることで計算しやすくなります。また、ExcelやGoogleスプレッドシートを活用すれば、自分専用のシミュレーターを簡単に作成できます。途中積み増しを含めた資産形成を考える際は、柔軟に入力できるツールを利用すると便利です。
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