S&P500が上がっているのに投資信託がマイナスになる理由とは?初心者向けに仕組みを解説

株式

投資信託で「S&P500は上がっているのに、自分のeMAXIS Slimはマイナスになっている」という現象は、初心者がよく戸惑うポイントです。本記事では、そのズレがなぜ起こるのか、そして掲示板などで評価が分かれる理由についてわかりやすく解説します。

まず前提:指数と投資信託は同じ動きではない

S&P500は「指数」であり、実際に売買される商品ではありません。

一方でeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、その指数に連動するように運用される投資信託です。

そのため理論上は同じ動きを目指しますが、完全に一致することはありません。

ズレが起きる最大の理由:為替の影響

S&P500は米ドル建ての指数ですが、日本の投資信託は円建てで評価されます。

そのため、米国株が上昇していても、円高が進むと円換算では評価額が下がることがあります。

例えばドル建てで+1%でも、為替で-2%動けば、円ベースではマイナスになることもあります。

基準価額のタイミングズレ(評価の時間差)

投資信託の価格はリアルタイムではなく、1日1回の基準価額で決まります。

そのため、S&P500の動きと完全に同じタイミングで反映されるわけではありません。

この時間差により、短期的には指数と逆方向に見えることがあります。

信託報酬やコストの影響

投資信託には運用管理費用(信託報酬)が含まれています。

このコスト分は日々少しずつ差し引かれるため、指数よりもわずかにパフォーマンスが下がる要因になります。

長期では小さな差でも、短期ではマイナスに見える要因になることがあります。

掲示板で「上がった」と言っている理由

掲示板では「評価額」ではなく「含み益の方向性」や「買値からの変化」で話していることが多いです。

そのため、当日の基準価額がマイナスでも、長期保有者にとってはプラス圏というケースがあります。

視点の違いが混乱の原因になっています。

まとめ

S&P500と投資信託の値動きが一致しない理由は、主に為替、評価タイミング、コストの3つです。

特に短期ではズレが目立ちますが、長期では指数に近い動きを目指す設計になっています。

そのため一時的なマイナスに過度に反応せず、仕組みを理解して判断することが重要です。

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