コロナショックで考えるゴールド投資の必要性|ポートフォリオに金を5%〜10%入れる意味とは

資産運用、投資信託、NISA

株式投資やインデックス投資を続けていると、大きな暴落時にどのように資産を守るかを考える機会があります。特にコロナショックのような急激な株価下落を経験すると、株式とは異なる値動きをするゴールド(金)をポートフォリオに組み入れるべきか気になる方も多いでしょう。

この記事では、過去の市場混乱時にゴールドがどのような役割を果たしたのか、資産配分におけるゴールド投資信託の考え方、5%〜10%程度を組み入れる意味について解説します。

コロナショックでは株式とゴールドはどのように動いたのか

2020年に発生したコロナショックでは、世界中の株式市場が急落しました。短期間で株価指数が大きく下落したため、株式やインデックスファンドを保有していた投資家は大きな含み損を経験しました。

一方で、ゴールドも一時的には換金売りなどによって下落しました。しかし、その後は金融緩和や景気不安を背景に上昇し、株式とは異なる値動きを見せました。

このようにゴールドは、株式が暴落した時に必ず上昇するわけではありませんが、株式だけに偏った資産配分を分散する役割を持っています。

ゴールドをポートフォリオに入れるメリット

ゴールドを保有する最大のメリットは、株式や債券とは異なる資産としてリスク分散が期待できる点です。

例えば株式市場で企業業績への不安が広がった場合、株価は下落する可能性があります。一方で、金融不安やインフレ懸念が高まる局面では、実物資産であるゴールドが買われることがあります。

また、ゴールドは特定の企業や国の信用に依存しない資産です。そのため、世界的な金融不安が起きた際の保険のような役割として考えられています。

ゴールドを5%〜10%組み入れる考え方

ゴールドをどの程度保有するべきかについて、正解は一つではありません。投資目的やリスク許容度によって適切な割合は変わります。

一般的には、ポートフォリオ全体の数%程度から10%程度をゴールドに配分する考え方があります。例えば株式インデックス90%、ゴールド10%のような配分では、株式市場の大きな下落時に資産全体の値動きを緩和する効果が期待できます。

一方で、ゴールドは株式のように企業利益を生み出す資産ではありません。そのため、長期的な資産成長を最優先する場合は、ゴールドの割合を増やしすぎないことも重要です。

ゴールド投資信託を利用する場合のポイント

ゴールドへの投資方法には、現物金、純金積立、ETF、ゴールド連動型の投資信託などがあります。

投資信託を利用する場合は、証券口座で簡単に購入でき、保管場所を考える必要がないというメリットがあります。少額から始められるため、資産配分の一部として取り入れやすい方法です。

ただし、商品によって信託報酬や金価格への連動方法が異なるため、購入前には手数料や運用方針を確認することが大切です。

株式インデックス投資家が考えるべきゴールドの役割

インデックス投資では、世界経済の成長による資産拡大を狙うことが基本です。そのため、株式インデックスだけでも長期的な資産形成を目指すことは可能です。

しかし、投資を続ける中では必ずと言ってよいほど大きな下落局面があります。コロナショックのような暴落時でも投資を継続するためには、自分が精神的に耐えられる資産配分にしておくことが重要です。

例えば株式100%のポートフォリオで大きな下落に耐えられない場合、ゴールドを5%〜10%程度組み入れることで、値動きへの不安を減らし、長期投資を続けやすくなる可能性があります。

ゴールドを入れるか判断するときの注意点

ゴールドは万能な資産ではありません。株式市場が好調な局面では、株式ほど大きなリターンを期待できない場合があります。

また、短期間の値上がりだけを期待して購入すると、価格変動によって後悔する可能性もあります。ゴールドは利益を増やすためというより、資産全体のリスクを調整する目的で考えると分かりやすいでしょう。

重要なのは「暴落した時に売らずに持ち続けられるか」という視点で、自分に合った割合を決めることです。

まとめ|ゴールド5%〜10%は暴落時の備えとして検討できる選択肢

コロナショックのような大きな市場混乱を経験すると、株式以外の資産を持つ意味を考えるきっかけになります。

ゴールドは株式の代わりになるものではありませんが、ポートフォリオの一部に組み入れることで、資産全体の値動きを抑える効果が期待できます。

5%〜10%程度のゴールド配分は、多くの投資家が検討する範囲の一つです。ただし、自分の投資期間やリスク許容度に合わせて、無理なく長く続けられる資産配分を作ることが最も大切です。

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