NISA成長投資枠で購入した銘柄が値下がりすると、「このまま下落し続けたら保有している株が消えてしまうのではないか」「元金がゼロになったらどうなるのか」と不安になる方もいるでしょう。
株式や投資信託は価格が変動するため、購入後に評価額が下がることは珍しくありません。この記事では、NISAで購入した金融商品の下落時の仕組みや、価値がゼロになるケース、長期保有する際の考え方について解説します。
NISA成長投資枠で購入した銘柄は下落しても消えない
NISA成長投資枠で購入した株式や投資信託は、価格が下落しても自動的に保有銘柄が消滅することはありません。
例えば、10万円で購入した株式が5万円まで値下がりした場合、証券口座上の評価額は5万円になりますが、保有している株式そのものは残ります。
つまり、株価が下がった状態は「含み損」の状態であり、売却しない限り損失が確定したわけではありません。再び株価が上昇すれば、評価額が回復する可能性もあります。
株式の価値がゼロになるのはどのような場合か
通常、上場企業の株価が少しずつ下落して、そのまま突然ゼロになるということはありません。しかし、企業が倒産した場合などには株式の価値が大きく失われる可能性があります。
例えば、経営している会社が破綻し、事業を継続できなくなった場合、株主の持つ株式の価値がほぼなくなるケースがあります。
ただし、株価が50%下落したことと、企業が倒産して株式価値がゼロになることは全く別の状況です。投資する際には、企業の業績や財務状況を確認することが重要です。
投資信託の場合はゼロになる可能性はさらに低い
NISA成長投資枠では、個別株だけでなく投資信託も購入できます。投資信託の場合、多くの企業や資産に分散して投資しているため、1つの企業の問題だけで価値がゼロになることは基本的にありません。
例えば、100社以上の株式に投資する投資信託では、その中の1社が倒産しても、他の企業の値動きによって全体の価格が決まります。
ただし、投資信託でも市場全体が大きく下落すれば基準価額が下がることはあります。そのため、元本保証の商品ではないことは理解しておく必要があります。
NISAでは損失が出ても税金上の注意点がある
NISA口座の大きな特徴は、投資による利益や配当金が非課税になることです。一方で、NISA口座で発生した損失には注意点があります。
通常の特定口座などでは、株式の損失と利益を相殺する「損益通算」ができますが、NISA口座で発生した損失は損益通算の対象外です。
例えば、NISAで購入した銘柄が10万円の損失になり、別の口座で10万円の利益が出ていたとしても、NISAの損失を利用して税金を減らすことはできません。
下落した銘柄を保有し続けるときの考え方
購入した銘柄が下落した場合、重要なのは「購入価格に戻るか」だけではなく、「今後もその企業や投資対象に成長性があるか」を考えることです。
例えば、一時的な景気悪化や市場全体の下落によって株価が下がっている場合、長期的には回復する可能性があります。一方で、業績悪化が続いている企業の場合は注意が必要です。
株価が下がったからすぐ売るのではなく、投資した理由が現在も維持されているかを確認することが大切です。
まとめ:NISAの銘柄は下落しても自動的に消えることはない
NISA成長投資枠で購入した銘柄は、価格が下落しても保有している株式や投資信託が自動的になくなることはありません。
ただし、個別株の場合は企業が倒産するなどの理由で価値が大きく失われる可能性があります。そのため、投資先を選ぶ際には企業の状態や将来性を確認することが重要です。
長期投資では一時的な値下がりは珍しくありません。下落時こそ、なぜその銘柄を購入したのかを振り返り、冷静に判断することが大切です。
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