貯金用の別口座を作る代わりに、将来のためのお金を積み立てながら増やす方法として積立NISA(新NISAのつみたて投資枠)を検討する人が増えています。しかし、投資経験がない場合、「入れたお金は自由に引き出せるのか」「投資した金額がなくなることはあるのか」といった不安を感じることも少なくありません。
積立投資は預金とは仕組みが大きく異なります。この記事では、積立NISAで購入した金融商品のお金の引き出し方、元本割れの可能性、初心者が始める前に知っておきたいポイントについて分かりやすく解説します。
積立NISAのお金は必要なときに引き出せるのか
積立NISAで運用している資産は、銀行の定期預金のように満期まで待つ必要はありません。保有している投資信託を売却することで、基本的には好きなタイミングで現金化できます。
例えば、毎月1万円ずつ積立投資をしていて、数年後に旅行費用や住宅購入資金などでお金が必要になった場合、その時点で保有している投資信託の一部または全部を売却できます。
ただし、売却してから実際に銀行口座へ入金されるまでには数営業日かかることがあります。そのため、急な病気や生活費など、すぐに必要になるお金をすべて積立NISAに入れることは避けたほうが安心です。
積立NISAに入れたお金の元本は保証されるのか
積立NISAは預金ではなく投資制度なので、入れた金額が保証されるものではありません。購入した投資信託の価格が下がれば、一時的に元本割れする可能性があります。
例えば、10万円分の投資信託を購入した後、市場全体が下落すると評価額が8万円や7万円になることがあります。この場合、画面上ではマイナスになりますが、売却しなければ損失は確定しません。
一方で、投資対象が大きく値下がりした場合、投資した金額を下回ることはあります。ただし、一般的な積立NISAで選ばれる長期分散向けの投資信託は、多くの資産や地域に分散投資することでリスクを抑える設計になっています。
投資したお金がゼロになることはあるのか
投資では価格変動があるため、元本割れの可能性はあります。しかし、積立NISAで一般的に選ばれる分散型の投資信託の場合、投資先が一つの企業ではなく多数の企業や国に分散されているため、投資額が突然すべて消えるようなケースは通常考えにくいです。
例えば、日本や米国など世界中の多数の企業に投資する投資信託の場合、特定の会社が倒産しても、他の企業の資産が残る仕組みになっています。
ただし、投資である以上リスクは存在します。短期間で大きな利益を狙うものではなく、長い期間をかけて資産形成を目指す制度だと理解することが大切です。
貯金代わりに積立NISAを使う場合の注意点
「つい使ってしまうから別口座を作りたい」という目的の場合、積立NISAは有効な方法の一つですが、普通預金の代わりとして考えるのは注意が必要です。
銀行預金であれば預けた金額は基本的に減りませんが、積立NISAでは運用状況によって評価額が上下します。そのため、数年以内に使う予定のお金は預金で確保し、余裕資金を投資に回す考え方が一般的です。
例えば、半年後に必要になる引っ越し費用や車の購入資金を積立NISAに入れると、必要な時期に相場が下落している可能性があります。一方で、10年後や20年後のためのお金であれば、価格変動を受けながら長期運用するメリットがあります。
初心者が積立NISAを始めるときの考え方
投資初心者の場合、最初から大きな金額を入れるよりも、無理なく続けられる金額から始めることが重要です。毎月数千円から始めて、値動きに慣れる方法もあります。
また、投資先を選ぶ際には、手数料が低く、長期投資向けに設計された投資信託を選ぶことがポイントになります。短期間の値上がりだけを見るのではなく、長く保有できる商品かどうかを確認しましょう。
積立投資では、価格が下がった時にも同じ金額で購入を続けることで、長期的には購入価格を平均化する効果が期待できます。
まとめ|積立NISAは引き出せるが元本保証ではない
積立NISAで運用している資産は、必要になったタイミングで売却して引き出すことができます。ただし、預金とは違い、運用中の価格変動によって元本割れする可能性があります。
「お金を使わないように別管理したい」という目的には向いていますが、生活費や近いうちに使う予定のお金ではなく、長期間使う予定のない余裕資金で始めることが大切です。
積立NISAは、お金を守るための貯金とは異なり、時間を味方につけて将来の資産形成を目指す制度です。仕組みとリスクを理解した上で、自分に合った金額から始めることが安心につながります。
こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。


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