株式投資でよく使われる「ダブルバガー」という言葉は、投資した金額が2倍になった状態を意味します。しかし、実際にどの金額を基準に「2倍」と考えるのかについては、投資家によって少し考え方が異なります。
投資元本、受け取った配当金、現在の評価額をどのように計算に含めるかによって結果が変わるため、この記事ではダブルバガーの一般的な考え方や計算方法、個人投資家が判断するときのポイントについて解説します。
ダブルバガーとは投資金額が2倍になること
ダブルバガーとは、株式投資において購入した株の価値が2倍になることを指す言葉です。例えば、100万円で購入した株が200万円になった場合、「その銘柄はダブルバガーになった」と表現します。
この言葉は主に株価の上昇による利益を表すもので、基本的には「投資した金額」と「現在の株式価値」を比較して判断します。
そのため、一般的な基準では「現在の評価額÷投資元本」が2倍以上になった状態をダブルバガーと考えることが多くなっています。
一般的なダブルバガーの計算方法
株式市場で使われる一般的なダブルバガーの判断方法は、以下のような計算になります。
現在の株式評価額 ÷ 投資元本 = 2倍以上
例えば、100万円分の株を購入し、その株価上昇によって評価額が200万円になった場合、200万円÷100万円で2倍となり、ダブルバガー達成と考えられます。
この計算では、基本的に配当金は含めず、株価そのものの成長を基準にするケースが多いです。
配当金を含めるかどうかで基準は変わる
投資家によっては、受け取った配当金も投資による利益として考えるため、配当込みで判断する場合があります。
例えば、100万円投資した株が150万円になり、これまでに50万円の配当を受け取っている場合、合計利益は100万円になります。この場合、株価だけではダブルバガーではありませんが、トータルリターンでは2倍になっています。
このような考え方は、長期投資家や高配当株投資をしている人によく見られます。
A・Bの計算方法はどのように考えるべきか
質問にあるAの「(投資元本+配当+含み益)÷投資元本」は、配当金を含めたトータルリターンを見る計算方法です。
これは投資家自身の資産増加を確認するには合理的な考え方ですが、一般的に言われる「ダブルバガー」という株式用語では、株価の値上がりによる2倍を指すことが多いです。
Bの「資産評価額÷(投資元本-配当)」は、配当を投資元本から差し引いて考える方法ですが、通常のダブルバガー判定ではあまり一般的ではありません。
投資目的によってダブルバガーの基準は変わる
どの計算方法が正しいかというより、投資目的によって見るべき数字が変わります。
例えば、成長株投資をしている人であれば「購入価格から株価が2倍になったか」を重視します。一方で、配当金を目的に長期保有している人であれば、配当込みの総合的な利益を見る方が実態に近くなります。
具体的には、100万円投資した株が株価上昇で200万円になった場合は典型的なダブルバガーです。一方、株価が150万円でも配当累計が50万円あれば、投資家本人としては同じく資産が2倍になったと考えることもできます。
含み益と確定利益は分けて考えることも重要
ダブルバガーを考える際には、「含み益」と「確定した利益」を区別することも大切です。
株価が2倍になっていても、売却するまでは含み益であり、株価下落によって利益が減少する可能性があります。
例えば100万円で購入した株が200万円になった時点ではダブルバガーですが、その後150万円まで下落すれば評価額は変化します。そのため、投資家によっては売却して利益を確定した時点を重要視する場合もあります。
まとめ|一般的なダブルバガーは株価が投資元本の2倍になること
一般的な株式投資におけるダブルバガーは、「投資元本に対して株式評価額が2倍になること」を意味します。そのため、基本的な基準としては「現在の評価額÷投資元本」が使われます。
ただし、配当金を含めたトータルリターンで判断する考え方もあり、長期投資家にとってはこちらの方が実際の資産増加を表している場合があります。
重要なのは、自分が株価成長を重視するのか、配当を含めた総合利益を重視するのかを明確にすることです。ダブルバガーという言葉の意味を理解したうえで、自分の投資スタイルに合った基準で判断するとよいでしょう。
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