障害年金を受給している子どものNISA運用は可能?親が管理する場合の注意点と楽天証券での流れを解説

資産運用、投資信託、NISA

20歳になった子どもが受給している障害年金を将来のために資産形成へ活用したいと考える家庭も増えています。特に新NISAの開始以降、子ども本人名義の口座で投資を行う方法について関心が高まっています。

ただし、障害年金を投資資金として利用する場合や、親が管理を行う場合には、名義や資金管理、税金、証券口座の扱いなど注意すべきポイントがあります。この記事では、子ども名義でNISAを利用する際の基本的な考え方や、楽天証券などで運用する場合の流れについて解説します。

20歳の子ども本人名義でNISA口座を作ることはできるのか

新NISAは、日本国内に住む18歳以上の人が利用できる制度です。そのため、20歳の子どもであれば本人名義でNISA口座を開設することが可能です。

重要なのは、NISA口座の名義人は必ず投資をする本人になるという点です。親が資金を管理していたとしても、口座自体は子どもの名前で作成し、子どもの財産として扱われます。

例えば、障害年金として本人が受け取ったお金を本人名義の銀行口座に入金し、その資金で本人名義のNISA口座の商品を購入する場合は、子どもの資産形成として考えられます。

障害年金をNISAの投資資金に使う場合の注意点

障害年金は、障害のある方の生活を支えるために支給される公的年金です。その使い道について法律上の一律の制限はありませんが、生活費や医療費など本人に必要なお金を確保した上で運用を検討することが大切です。

投資には元本割れの可能性があります。特に長期間使う予定のない余裕資金で行うことが基本であり、将来必要になる可能性がある生活資金まで投資に回すことは避けた方が安心です。

例えば、毎月の生活費や通院費を確保したうえで、数年から数十年使う予定がない余剰資金を積立投資に回すという考え方が一般的です。

親が子どものNISAを管理するときに気を付けたいこと

子どもに軽度知的障害があり、金融商品の管理や手続きを自分で行うことが難しい場合、親がサポートする場面があります。ただし、口座名義や資産の所有者は子ども本人であることを明確にしておく必要があります。

親のお金と子どものお金を混ぜて管理すると、後々、贈与や財産管理の問題につながる可能性があります。入金元や投資資金が子どもの財産であることが分かるよう、銀行履歴や取引記録を残しておくと安心です。

また、将来的に親が管理できなくなる可能性も考え、証券口座のログイン情報や取引状況、資産内容を整理しておくことも重要です。

楽天証券でNISA口座を開設して投資する流れ

子ども本人名義で楽天証券のNISA口座を利用する場合、基本的な流れは一般的な成人のNISA開設と同じです。

主な流れは以下のようになります。

  • 子ども本人名義で証券口座を開設する
  • NISA口座の申込みを行う
  • 本人名義の銀行口座から証券口座へ資金を入金する
  • 投資信託など購入する商品を選択する
  • 積立設定や購入手続きを行う

楽天カードによるクレジットカード積立を利用する場合も、カード名義や利用条件が証券会社のルールに合っている必要があります。子ども本人名義のカードであれば利用できるケースがありますが、最新の条件は楽天証券の公式案内で確認することが大切です。

オルカン(全世界株式)を選ぶ場合に知っておきたいこと

新NISAでは、長期的な資産形成を目的として全世界株式型の投資信託を選ぶ人も多くいます。いわゆる「オルカン」と呼ばれる商品は、世界中の株式に分散投資するタイプの投資信託です。

分散投資によって特定の国や企業だけに投資するリスクを抑えられる一方で、株式市場全体が下落した場合には評価額が下がることもあります。

例えば、20年間使う予定がない資金で毎月一定額を積み立てる場合と、数年後に必要になる資金を一括投資する場合では、同じ商品でも適した考え方は変わります。

NISAで売却した場合のお金の受け取り方

NISA口座で保有している投資信託などを売却した場合、売却代金は証券口座内に入金され、その後、登録している銀行口座へ出金することができます。

スマートフォンやパソコンから手続きを行えるため、基本的には店舗へ行かずに管理できます。

ただし、売却や出金の手続きは口座名義人本人の資産を動かす行為になります。親がサポートする場合でも、子どもの財産を管理しているという意識を持つことが大切です。

まとめ

20歳の子どもであれば本人名義でNISA口座を開設することができ、障害年金を原資として資産形成を考えることも可能です。

ただし、投資資金は子ども本人のお金として管理し、親のお金と混同しないことが重要です。また、障害年金は生活を支えるための大切な資金であるため、必要な生活費や医療費を確保した上で余裕資金で運用することが望ましいです。

楽天証券などでの運用手続き自体は難しくありませんが、将来の管理方法や本人の意思確認も含め、家族で長期的な資産管理の方法を考えておくことが安心につながります。

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