リミックスポイント(証券コード3825)は、電力関連事業に加えて暗号資産を保有する企業としても注目され、ビットコイン相場や業績発表などをきっかけに株価が大きく動くことがあります。そのため「今後どこまで上がるのか」を考える場合、単純な目標株価を一つ決めるより、複数のシナリオで考えることが重要です。
2026年8月28日のリミックスポイント株は265円で取引を終え、前日比38円高、上昇率は16.74%でした。当日の高値は270円で、出来高も約867万株まで増えています。
短期的には270円付近を明確に突破できるか、その先では年初来高値312円を回復できるかが分かりやすい注目点です。ただし、これは「312円まで必ず上がる」という予測ではありません。リミックスポイントは値動きが大きく、ビットコイン価格や業績、資本政策によって上にも下にも大きく振れる可能性があります。
リミックスポイントは2026年8月28日に265円まで上昇
2026年8月28日の終値は265円で、前日の227円から16.74%上昇しました。当日は232円で始まり、高値270円、安値231円となっています。直近1カ月の騰落率も大幅なプラスとなっており、短期間で株価水準が切り上がっています。
一方、2026年の年初来高値は1月15日の312円、年初来安値は6月10日の148円です。つまり2026年だけを見ても、株価が約2倍のレンジを動いていることになります。
さらに52週高値は404円です。したがってチャート上では270円、300円前後、312円、さらにその上の400円前後と、過去に売買された価格帯が存在します。ただし過去の高値は「将来そこまで戻る」という保証ではなく、あくまで市場参加者が意識しやすい参考水準です。
まず意識されやすい上値は270円・300円・312円
短期の値動きを考えるなら、最初に注目したいのは8月28日の高値270円です。急騰した日の高値を翌営業日以降も上回って維持できれば、上昇の勢いが継続していると判断する投資家が増える可能性があります。
次に分かりやすいのが300円です。300円のような切りのよい数字は心理的な節目として意識されやすく、利益確定の売りと新規の買いがぶつかりやすい水準でもあります。
さらに重要なのが2026年の年初来高値312円です。265円から312円までは約17.7%の上昇になります。312円を出来高を伴って明確に突破できれば、次の価格帯を探す展開になる可能性があります。
| 株価水準 | 見方 |
|---|---|
| 270円前後 | 8月28日の高値。短期的な最初の注目ライン |
| 300円 | 心理的に意識されやすい節目 |
| 312円 | 2026年の年初来高値 |
| 400円前後 | 52週高値404円に近い過去の高値圏 |
ただし「抵抗線まで上がる」と考えるのではなく、その価格へ到達したときに売買高を伴って突破できるかを見ることが大切です。
8月28日に急騰した背景には業績予想の修正がある
2026年8月28日、リミックスポイントは2027年3月期の業績予想を修正しました。経常利益の予想レンジは従来の64.8億~138億円から51.7億~124億円へ引き下げられた一方、最終利益の予想レンジは従来の53.1億~114億円から72億~132億円へ引き上げられました。
つまり今回の修正は単純な全面上方修正ではなく、経常利益では下方修正、最終利益では上方修正という内容です。市場では最終利益の上方修正などが材料視され、8月28日の株価は大幅高となりました。
短期的に株価がさらに上昇するかを見る場合、材料発表当日の急騰だけではなく、その後も買いが続くかが重要です。材料発表直後に急騰した銘柄では、翌営業日以降に利益確定売りが出て反落するケースも珍しくありません。
リミックスポイントはビットコイン価格の影響を受けやすい
リミックスポイントを分析するときに外せないのが暗号資産です。同社はビットコインなどを保有しており、その価格変動が会社の損益や純資産、市場からの評価に影響する可能性があります。
実際、2027年3月期第1四半期では暗号資産の評価損などが影響し、営業損失・最終損失となりました。このようにビットコインを大量に保有することは、価格上昇局面では株価の追い風になり得る一方、ビットコイン急落時には逆方向へ働きます。
そのためリミックスポイントは「会社の本業だけを見ればよい株」ではなく、暗号資産市場も同時に確認する必要がある銘柄です。ビットコインが大幅上昇すれば株価が300円台を目指す材料になり得ますが、急落すれば会社独自の好材料があっても株価が押される可能性があります。
強気シナリオなら312円突破から400円台が視野に入る可能性も
強気シナリオとしては、ビットコイン相場が堅調に推移し、リミックスポイントの業績・蓄電池などの事業も評価され、さらに出来高を伴った買いが続くケースが考えられます。
その場合、まず270円を突破し、300円、年初来高値312円を試す展開が考えられます。312円を明確に突破して定着すれば、過去1年間の高値圏である400円前後が再び市場で意識される可能性があります。
ただし400円という数字は業績から算出した「適正株価」ではありません。52週高値404円という過去の価格を基にしたチャート上の参考水準です。ビットコイン相場、会社業績、発行済株式数、資本政策などが変化すれば、過去高値の意味も変わります。
逆に200円台前半へ戻るシナリオも十分ある
株価予想では上方向だけを見ると判断を誤りやすくなります。リミックスポイントは8月27日まで227円だった株が翌28日に265円まで上昇したため、短期的には急速に買われた状態でもあります。
急騰後に270円を突破できず利益確定売りが増えれば、250円前後、さらに直近で取引の多かった230~240円台へ戻る可能性もあります。材料株では10~20%程度の値動きが短期間に起こることもあるため、「上がったから今後も上がる」とは限りません。
さらにビットコインが急落した場合や業績への懸念が強まった場合には、200円前後やそれ以下を再び試すシナリオも排除できません。実際に2026年6月10日には148円まで下落した実績があります。
「どこまで上がるか」より上昇条件と下落条件を決めておく
個別株、とりわけ値動きの大きい銘柄では、「500円になる」「1000円になる」と一つの数字を予想するより、複数のシナリオを準備するほうが実践的です。
例えば265円を基準に考えるなら、「270円を突破して維持できるか」「300円へ到達した際に出来高が続くか」「312円の年初来高値を突破できるか」という順番で確認できます。
反対に下落時には「250円を割ったらどうするか」「230円台まで戻った場合にも保有できるか」を購入前に考えておくことが重要です。目標価格だけでなく、想定が外れた場合の行動まで決めることで高値追いによるリスクを抑えやすくなります。
リミックスポイントで今後確認したいポイント
リミックスポイントの株価を継続的に判断するなら、株価チャートだけでなく次の材料を確認しておきたいところです。
- ビットコインなど保有暗号資産の価格
- 暗号資産の保有数量と取得価格
- 電力・エネルギー事業の収益
- 系統用蓄電池事業の進捗
- 四半期ごとの営業利益・経常利益・最終利益
- 新株発行や新株予約権などの資本政策
- 発行済株式数と1株当たり利益・純資産
- 出来高を伴って高値を更新できているか
特に暗号資産を保有する企業では、最終利益が大きく増えたように見えても、本業の利益拡大なのか暗号資産関連の損益なのかで評価は異なります。決算を見る際には利益の数字だけでなく、その中身を確認することが重要です。
まとめ:短期は270円、次に300円・312円が重要な目安
2026年8月28日時点のリミックスポイント(3825)は終値265円まで上昇しています。短期的には当日高値270円を突破できるかが最初のポイントで、その先では心理的節目の300円、2026年年初来高値312円が意識されやすい価格帯です。
強い材料とビットコイン上昇が重なり312円を明確に突破する展開になれば、過去の52週高値404円付近が再び意識される可能性はあります。ただし「400円まで上がる」という予測ではなく、あくまで強気シナリオにおけるチャート上の参考水準です。
逆に急騰後の利益確定、ビットコイン下落、業績への懸念などが出れば230~250円台へ戻る展開も考えられます。リミックスポイントのように変動の大きい銘柄では、一つの目標株価を信じるのではなく、270円・300円・312円などの節目を一つずつ確認しながら、上昇シナリオと下落シナリオの両方を準備して判断することが重要です。
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