コモンズ30ファンドは、長期的に成長が期待できる30社程度の企業へ投資することを目的とした投資信託です。そのため「組入銘柄を自分で直接買えば、投資信託の信託報酬が不要になり、お得なのでは」と考える人もいます。しかし、実際には個別株投資とファンドへの投資では、コスト以外にも大きな違いがあります。この記事では、コモンズ30の考え方を参考にしながら、組入銘柄を自分で買う場合のメリットや注意点を解説します。
コモンズ30ファンドが選ぶ企業にはどんな特徴があるのか
コモンズ30ファンドは、単に現在の株価が安い企業や配当利回りが高い企業を選ぶのではなく、長期的な企業価値の向上が期待できる会社を選定しています。
選ばれる企業は、競争力のあるビジネスモデル、優れた経営者、社会への貢献、持続的な成長力などを総合的に評価されています。そのため、長期間保有することを前提とした銘柄選びが行われています。
例えば、投資家自身が同じ銘柄を購入する場合でも、なぜその企業が選ばれているのか、将来的にも投資対象として適切なのかを自分で判断する必要があります。
組入銘柄を直接買えば信託報酬は不要になる
コモンズ30ファンドを購入すると、投資家は運用会社に対して信託報酬という費用を支払います。これは企業分析、銘柄選定、売買管理などの運用サービスに対するコストです。
一方で、ファンドに含まれている企業の株を自分で購入すれば、投資信託の信託報酬は発生しません。証券会社によっては日本株の売買手数料が無料化されているため、購入時のコストだけを見ると有利に感じる場合があります。
例えば、コモンズ30の30銘柄をすべて自分で保有できれば、ファンドと同じような投資先を作れる可能性があります。ただし、実際には単純に銘柄を購入するだけでは同じ運用にはなりません。
個別株投資では銘柄管理の手間が発生する
投資信託の場合、組入銘柄の入れ替えや企業分析は運用会社が行います。企業の業績が悪化した場合や投資方針に合わなくなった場合も、ファンド側で調整されます。
しかし、個別株として保有する場合は、投資家自身が企業の決算、事業環境、競争状況などを確認し続ける必要があります。
例えば、30社を購入した後に1社だけ業績悪化や事業環境の変化が起きても、自分で売却や保有継続の判断をしなければなりません。長期投資では、この管理負担が意外と大きくなります。
コモンズ30と同じ銘柄を買っても同じ成果になるとは限らない理由
投資信託では、銘柄選定だけでなく、購入タイミングや保有比率の調整も運用会社が行っています。組入比率は企業への評価によって変化するため、単純に30銘柄を同じ金額で買えば完全に再現できるわけではありません。
また、投資信託には少額から分散投資できるメリットがあります。個別株では最低購入金額の制約があり、均等に保有することが難しい場合があります。
例えば、株価が高い企業を1単元購入すると資金配分が偏ることがありますが、ファンドなら少額でも複数企業へ分散できます。
個別株購入とコモンズ30への投資は目的で選ぶことが大切
コモンズ30の組入銘柄を自分で買う方法は、企業研究を楽しみながら投資したい人には向いています。自分で銘柄を理解し、長期保有する覚悟があるなら、信託報酬を抑える方法として検討できます。
一方で、手間をかけずに長期成長企業へ分散投資したい場合は、コモンズ30のような投資信託を利用するメリットがあります。費用だけではなく、運用管理や投資判断の負担も含めて比較することが重要です。
投資では「手数料が安い方法」が必ずしも「最も良い方法」とは限りません。自分がどれだけ投資管理に時間を使えるか、どの程度リスクを取れるかによって適した選択肢は変わります。
まとめ:コモンズ30の銘柄を買うだけではファンドと同じ投資にはならない
コモンズ30ファンドの組入銘柄を直接購入すれば、信託報酬を削減できる可能性があります。しかし、銘柄選定後の管理、比率調整、企業分析などはすべて自分で行う必要があります。
長期投資ではコストだけでなく、分散効果や管理の手間、投資判断の負担まで考えることが大切です。コモンズ30の理念に共感して個別株投資をするのか、運用を任せるのか、自分の投資スタイルに合わせて選ぶことが重要です。
こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。


コメント