変額保険を解約して新NISAへ変更すべき?損失が出ている時に考えるべき判断ポイント

資産運用、投資信託、NISA

変額保険を始めたものの、新NISAの存在を知り「このまま続けてよいのか」「今の損失を受け入れてでも変更すべきなのか」と悩む人は少なくありません。特に加入してから数年以内の場合、解約返戻金が払込額を大きく下回ることもあり、判断が難しく感じます。ここでは変額保険と新NISAの違いや、解約を検討するときに確認したいポイントについて解説します。

変額保険と新NISAは目的が違う金融商品

変額保険は、生命保険としての保障を持ちながら、保険料の一部を投資信託などで運用する商品です。運用成果によって将来受け取れる金額が変動するため、投資の側面があります。

一方、新NISAは投資による利益が非課税になる制度で、主な目的は資産形成です。投資した金額を効率的に増やすことを重視する場合、新NISAは非常に有力な選択肢になります。

つまり、変額保険は保障と運用を組み合わせた商品、新NISAは純粋な資産形成向けの制度であり、どちらが優れているかではなく目的によって選ぶことが大切です。

変額保険を解約すると大きく損をする理由

加入して間もない変額保険で解約返戻金が少ない理由は、運用成績だけが原因ではありません。契約初期には保険会社の経費や保障部分に充てられる費用が差し引かれるため、払込額より返戻金が少なくなることがあります。

例えば毎月2万円を1年半積み立てた場合、払込総額は36万円ですが、解約時に20万円程度しか戻らないケースもあります。これは投資で大きく失敗したというより、保険商品の仕組みによる影響が大きい場合があります。

そのため、現在のマイナス額だけを見て判断するのではなく、今後何年続けた場合の見込みや、必要としている保障内容まで含めて考える必要があります。

新NISAへ変更するメリットと注意点

新NISAの大きなメリットは、投資によって得られた利益が非課税になる点です。通常の投資では利益に約20%の税金がかかりますが、新NISAでは一定の条件内で税金がかかりません。

また、低コストの投資信託を長期間積み立てることで、効率的な資産形成を目指しやすい点も魅力です。老後資金や将来のためのお金を増やしたい場合には、新NISAを活用する人が増えています。

ただし、新NISAには死亡保障や医療保障などの保険機能はありません。万が一の保障が必要な人は、投資とは別に必要な保険を準備する考え方も重要です。

変額保険を続けるか判断するときの確認ポイント

変額保険を解約する前に、まず契約内容を確認しましょう。特に確認したいのは、現在の保障額、毎月の保険料、払込期間、解約返戻金の推移、運用先の内容です。

例えば、家族がいて死亡保障が必要な場合は、変額保険の保障部分が役立っている可能性があります。一方で、独身で保障がほとんど必要なく、資産形成だけが目的なら、新NISAのほうが目的に合う場合があります。

また、すでに支払ったお金を取り戻そうとして判断するのではなく、これから支払う予定のお金をどの商品に置くのが自分に合っているかという視点で考えることが大切です。

解約する場合は焦らず比較してから決める

変額保険を解約して新NISAへ移行する場合でも、一度にすべて解約する以外の方法もあります。例えば、保険料を減額したり、払済保険に変更したりすることで保障を残しながら負担を軽くできる場合があります。

また、新NISAを始めるために必ず変額保険を解約しなければならないわけではありません。余裕資金で新NISAを始め、保険は必要性を見ながら整理するという方法もあります。

金融商品は加入した時期や目的によって最適な選択が変わります。販売担当者だけでなく、第三者の専門家に相談し、手数料や保障内容を客観的に確認することも有効です。

まとめ

変額保険を解約して新NISAへ変更するべきかは、現在の損失だけで決めるものではありません。変額保険に求めているものが保障なのか資産形成なのかを整理することが重要です。

資産形成を最優先するなら新NISAが向いている可能性がありますが、保障が必要な場合は保険を残す意味もあります。目先のマイナスに焦らず、これから支払うお金をどこに置くのが最も目的に合うかを基準に判断しましょう。

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