近年、海外の無登録ブローカーを使った投資詐欺が増加しています。特に高額な利益を提示し、出金時に高額な”税金”や”手数料”を要求するケースには注意が必要です。この記事では、InvestPro LTDという海外CFD業者の実例をもとに、出金トラブルの特徴や対応策を解説します。
典型的な詐欺の手口:出金時に突然発生する”税金”
海外ブローカーによる詐欺では、初期投資に対して短期間で大きな利益が発生するよう見せかけ、最終的に出金する段階で「税金」や「手数料」の名目で高額な送金を求めてくるパターンが目立ちます。
今回のInvestPro LTDの例でも、5万ドルの投資に対して65万ドルという不自然な利益が提示され、出金の際に15%の手数料を別途送金するよう要求されているとのことです。このようなケースでは、手数料を送っても出金されない可能性が非常に高いです。
金融庁の警告と登録業者の確認
日本の金融庁では、無登録で金融商品を提供している海外業者に対し「警告リスト」を公開しています。InvestPro LTDのような業者がこのリストに載っている可能性もあるため、必ず確認してください。
金融商品を扱う業者は、日本国内で営業する場合、金融庁に登録されている必要があります。登録のない業者との取引はリスクが非常に高いため、避けるべきです。[参照] 金融庁 無登録業者リスト
Discordなどで接触してくる仲介者にも注意
今回の事例では、Discord上でのやりとりがあったとのことですが、このようなSNSやチャットアプリで勧誘してくる人物は、詐欺グループの一員である可能性が高いです。
巧妙な話術で安心させたり、他の”成功者”のスクリーンショットを見せて信用させる手口も報告されています。個人での対応は危険を伴うため、早急に専門機関へ相談することをおすすめします。
同様の被害が多数報告されている
InvestPro LTDのようなブローカーを名乗る業者に関連した被害は、国民生活センターや警察にも多数寄せられています。
[参照] 国民生活センター:CFD取引のトラブル相談 によれば、出金ができない、サポートが音信不通になった、などの相談が増加しているとのことです。
被害に遭った場合の対応策
- 相手にこれ以上個人情報や送金をしない
- 警察(最寄りのサイバー犯罪窓口)へ相談
- 消費生活センターや弁護士への相談も検討
- 証拠(送金記録、チャット履歴など)を保全
時間が経つほど対応が難しくなるため、速やかに行動することが重要です。
まとめ:高利益の裏には高リスク、冷静な判断を
海外ブローカーでの運用は、正規の業者であってもリスクが伴います。今回のように出金トラブルに発展する事例では、「高額な利益をうたう業者」や「SNS経由の投資話」には特に注意が必要です。
少しでも不安を感じたら、金融庁や警察、弁護士へ相談し、被害の拡大を防ぎましょう。冷静な判断と事前の確認が、トラブル回避の鍵となります。

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