2024年から新NISAが本格スタートし、多くの投資家が長期・積立・分散を意識したインデックス投資に取り組むようになりました。しかし、制度が変わっても陥りやすい失敗は依然として存在します。この記事では、新NISAを活用するインデックス投資家が注意すべき「やってはいけないNG行動」について、わかりやすく解説していきます。
1. 相場に振り回されて売却してしまう
インデックス投資の最大の強みは、長期的な市場の成長に連動する点です。短期的な下落に動揺して売却してしまうと、その恩恵を受けられません。
例えば、リーマンショックやコロナショックのような大暴落時に狼狽売りしてしまった人は、その後のV字回復に乗り遅れ、資産形成のチャンスを失いました。下落時こそ「積み立て継続」が力を発揮するタイミングです。
2. 投資先を頻繁に乗り換える
「このファンドが話題だから」「SNSで注目されていたから」といった理由で、保有銘柄を次々に乗り換えるのは禁物です。手数料や時間分散の効果を薄め、結果としてリターンを損ねるリスクがあります。
長期運用を前提としたインデックス投資では、一貫した投資方針を守ることが大切です。信頼できるファンドを選んだら、簡単に方針を変えず、積み上げていきましょう。
3. リスク許容度を無視した過剰投資
新NISAの非課税枠をフル活用しようと無理に投資額を増やすことは、生活資金の圧迫や精神的なストレスに繋がります。
たとえば、生活費に手を付けてまで投資することで、相場下落時に不安から売却を選ばざるを得ない状況になることも。余裕資金の範囲で、継続可能な金額を積み立てていくのが成功のカギです。
4. 分散投資を意識せず偏ったファンドに集中
「全米株式だけに集中」「特定のテーマ型インデックスだけ」など、見かけ上インデックス投資でも分散性が不十分なケースがあります。
新NISAの成長投資枠を活用しつつ、全世界株式・全米株式・国内株式など複数の資産クラスを組み合わせることで、リスク分散の効果を最大化できます。バランスの取れたポートフォリオを意識しましょう。
5. インフルエンサーの意見を鵜呑みにする
ネットやSNSには投資に関する情報があふれていますが、そのすべてが自分に合うとは限りません。中には短期売買を推奨する声もありますが、新NISAで目指すべきは「長期的な資産形成」です。
情報を鵜呑みにせず、証券会社や金融庁、信頼できる投資家の中立的な解説を参考にし、自分の投資目的に合った判断を心がけましょう。
まとめ:新NISAで成功するために避けるべき行動
新NISAを活用したインデックス投資は、非常に有効な資産形成手段です。しかし、感情に流されたり、誤った行動を取ってしまえば本来の効果が発揮されません。
下記に、避けるべきNG行動を再掲します。
- 短期下落での売却
- 投資先の頻繁な乗り換え
- リスク許容度を無視した過剰投資
- 偏った資産構成
- 根拠の薄い情報に振り回される
これらを回避し、自分に合った無理のない投資を継続することで、10年後・20年後にしっかりとした成果を得ることができるはずです。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
コメント