全世界株式に投資する際、銘柄数を絞った投資信託を選びたいと思うことがあります。例えば、eMAXIS Slim 全世界株式には約2700銘柄が組み入れられていますが、もう少し絞った投資信託を選びたい場合、どのような選択肢があるのでしょうか。本記事では、銘柄数を絞った全世界株式型の投資信託について解説し、その選び方を紹介します。
全世界株式型投資信託の基本とは?
全世界株式型の投資信託は、世界中の株式市場に広く分散投資を行うことができる商品です。eMAXIS Slim 全世界株式のようなファンドは、約2700銘柄もの企業に投資していますが、これには広範な分散効果があります。投資対象となる地域や業種も多岐にわたりますが、銘柄数が多いことから、個別企業に依存しにくい特徴があります。
とはいえ、全世界株式に投資する際に銘柄数が多すぎると感じる投資家も少なくありません。そこで、銘柄数を絞ったファンドを選ぶことで、より集中した投資が可能になります。
銘柄数を絞った全世界株式型投資信託とは?
銘柄数を絞った全世界株式型投資信託は、特定の条件で投資対象銘柄を選定したファンドです。例えば、成長性が高い企業に投資を集中させるタイプや、特定の地域にフォーカスするファンドがあります。これらのファンドは、一般的にリスクが高くなることがありますが、その分リターンの可能性も高まります。
例えば、モーニングスターや楽天証券などが提供している「グローバル・エクイティ」ファンドでは、特定の条件に基づいて銘柄数を絞り、より戦略的な投資が行われています。
銘柄数を絞ったファンドの選び方
銘柄数を絞った全世界株式型の投資信託を選ぶ際には、いくつかのポイントがあります。まず、ファンドの投資対象地域や業種を確認しましょう。例えば、アメリカや欧州の企業に特化したファンドがある一方、アジア市場に集中したファンドもあります。
次に、リスクとリターンのバランスを確認することも重要です。銘柄数を絞ったファンドは、リスクが高くなる場合がありますが、その分リターンも大きくなる可能性があります。自分の投資スタイルやリスク許容度に合わせて、適切なファンドを選ぶことが大切です。
実例:銘柄数を絞った全世界株式型ファンド
例えば、SBI証券が提供している「SBI全世界株式インデックス・ファンド」では、約1500銘柄を選定しています。これにより、eMAXIS Slim 全世界株式よりも少ない銘柄数での分散投資が可能です。このように銘柄数を絞った投資信託は、特定の市場や業種に集中した投資ができるため、リスク管理が重要になります。
また、iSharesが提供する「iShares MSCI All Country World Index ETF」なども、全世界の株式市場に投資しながらも、やや絞った銘柄数で分散投資を行っています。このようなETFを活用することで、低コストで特定の地域や銘柄に集中した投資が可能となります。
まとめ:銘柄数を絞った全世界株式型ファンドの選び方
銘柄数を絞った全世界株式型投資信託は、より集中した投資を行いたい投資家にとって魅力的な選択肢です。選ぶ際には、投資対象となる地域や業種、リスクとリターンのバランスをしっかりと確認し、自分の投資目的に合ったファンドを選ぶことが重要です。銘柄数が多すぎると感じる場合は、絞ったファンドを検討してみると良いでしょう。

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