最近届いた「トヨタ・三菱ふそう・日野の持株会社設立」に関する案内に混乱されている方も多いはず。この記事では、日野自動車株をお持ちの皆様に向けて、統合による上場廃止の仕組みと株式の取り扱いをわかりやすく解説します。
📌 経営統合の全体像
2025年6月10日、トヨタ、ダイムラー・トラック(親会社は三菱ふそう)、日野の三社で、三菱ふそうと日野を〈対等な立場〉で統合する正式合意が結ばれました。両社は持株会社の完全子会社となり、持株会社は東京証券取引所プライム市場での上場を予定、2026年4月から稼働する見込みです :contentReference[oaicite:0]{index=0}。
上場廃止となるのはなぜ?
日野自動車は持株会社の100%子会社になります。その結果、日野自動車自体の上場は廃止されますが、株主には新持株会社の株式が交付される予定です :contentReference[oaicite:1]{index=1}。
あなたの株式はどうなる?具体例で確認
例えば、日野株100株を保有している場合、新会社株100株に換えられる想定です。保有割合自体は維持される公算ですが、上場市場は日野株から新持株会社株へと移ります。
ただし新持株会社上場時に株式比率35%以上の流通確保が求められるため、トヨタやダイムラー由来の株式ロックアップ処理が行われる可能性があります :contentReference[oaicite:2]{index=2}。
上場廃止=損失?リスクとメリットを整理
メリット:①新会社がCASE(水素電動化など)対応強化や規模拡大による成長余地あり
②持株会社の株価は経営効率強化の評価を受けやすい
リスク:①新会社の初値や値動きに不透明さあり
②上場廃止までの手続きで一時的な流動性低下も予想されます。
いつから上場廃止になるの?今後のスケジュール
- 2025年6月:統合合意、株主総会承認など開始 :contentReference[oaicite:3]{index=3}
- 2026年4月:持株会社の設立および東証プライム上場予定、同時に日野株は上場廃止予定 :contentReference[oaicite:4]{index=4}
ただし、反トラスト法審査や株主承認が必要なので、遅れが生じる可能性もあります。
対応策と注意点
① 今お持ちの日野株はそのまま待ってOKです。
② 新会社の株が上場された後、株価を評価して売却や追加投資を検討しましょう。
③ 統合・株式交換の詳細は、今後発行される統合説明資料や有価証券報告書に必ず目を通してください。
まとめ
日野自動車株がどうなるか気になるのは当然です。今お持ちの株は2026年4月以降、新持株会社の株へ自動的に移行される見込みです。流動性や株価動向の不確実性はあるものの、統合による経営効率強化が期待される構造です。安心して経過を見守りつつ、開示情報のチェックを継続することをおすすめします。

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