「ETFと投資信託ってなにが違うの?」「新NISAではどちらが使えるの?」——こうした疑問を持つ方は多く、特に金(ゴールド)への投資を検討している方にとって、どちらを選ぶべきかは大切なポイントです。本記事では、ETFと投資信託の違い、新NISAでの活用法、そして金投資の戦略について詳しく解説します。
ETFと投資信託の基本的な違いとは?
ETF(上場投資信託)と非上場の投資信託は、どちらも複数の資産に分散投資できる金融商品ですが、仕組みや購入方法に明確な違いがあります。
ETF:証券取引所で株式のようにリアルタイムで売買できる。手数料が比較的安く、透明性が高い。
投資信託:証券会社などを通じて1日1回の基準価額で購入・売却する。自動積立に対応しやすく、初心者向き。
新NISAで使えるのはどちら?
2024年からの新NISA制度では、ETFと投資信託の両方が「成長投資枠」で利用可能です。ただし、「つみたて投資枠」で利用できるのは、金融庁が指定する低コストの長期分散型の投資信託のみです。
ETFは積立投資枠では使えませんが、成長投資枠であれば活用できます。金ETFもこの枠で投資可能です。
金をETFで買うメリットと代表的な銘柄
金(ゴールド)への投資はインフレ対策や資産保全の手段として人気です。ETFでの金投資には以下のようなメリットがあります。
- 現物を保管する必要がなく手軽
- 少額から購入できる
- 金価格に連動した値動きがわかりやすい
代表的な金ETFには以下があります。
- SPDRゴールド・シェア(GLD):世界最大級の金ETF。米ドル建て。
- 純金上場信託(1540):東京証券取引所に上場する日本円建ての金ETF。新NISAの成長投資枠対象。
ETFと投資信託、それぞれに向いている人
ETFが向いている人:取引タイミングを自分でコントロールしたい人、取引手数料を抑えたい人、株式のように扱いたい人。
投資信託が向いている人:毎月の積立で自動的に投資したい人、価格変動に一喜一憂したくない人、初心者で長期投資をしたい人。
実際の活用例:NISAで金ETFに投資する方法
例えば、新NISAの成長投資枠で「純金上場信託(1540)」を毎月一定額ずつ買い付ける方法があります。積立設定こそできませんが、月に一度自分で買うようにすることで、ほぼ積立投資に近い運用が可能です。
一方、金関連の投資信託を選び、つみたて投資枠で毎月自動で積立する方法もあります。ただし、対象となる金投資信託は少なく、管理報酬が高めになる傾向もあるため注意が必要です。
まとめ:目的に合った商品を選ぼう
ETFと投資信託は似て非なるものですが、それぞれの特性を理解することで賢く使い分けることができます。金を投資対象にするなら、手数料の低さや透明性の高いETFがおすすめです。
新NISAを活用する場合は、成長投資枠でETFを選ぶことで、資産形成に有利な選択が可能です。自身の投資目的やライフスタイルに合わせて、最適な手法を選びましょう。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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