DMM FXで約定直後にマイナスpipsになる理由と対処法

外国為替、FX

FX初心者の方の中には、「DMM FXで約定した瞬間に-3.9pipsの損失が出る」「+8pips取れているはずなのに+0.1pipsしか利益になっていない」といった現象に困惑することがあるかもしれません。これらの現象は、FXの仕組みによるものであり、いくつかの要因が考えられます。本記事では、その原因と対処法を詳しく解説します。

約定直後にマイナスpipsになる理由

約定した瞬間にマイナスになる理由はいくつかありますが、主に以下の4つが関係しています。

1. スプレッドの影響

FXには「スプレッド」と呼ばれる売値(BID)と買値(ASK)の差があります。DMM FXでは、通貨ペアごとにスプレッドが設定されており、スプレッド分だけ最初に損失が発生します。

例えば、USD/JPYのスプレッドが0.3pipsだとすると、買った直後の価格より0.3pips低い売値でしか決済できないため、約定直後に-0.3pipsとなります。

スプレッドが広がると、マイナスの幅が大きくなり、約定時に-3.9pipsになることもあり得ます。

2. スプレッドの変動

スプレッドは固定ではなく、市場の状況によって変動することがあります。特に以下のタイミングでスプレッドが広がりやすくなります。

  • 重要な経済指標発表時(米雇用統計、FOMCなど)
  • 早朝(日本時間6時前後)や深夜の流動性が低い時間帯
  • 相場が急変動しているとき

このような状況ではスプレッドが通常より広がり、約定直後のマイナスが大きくなる可能性があります。

3. 約定価格のズレ(スリッページ)

スリッページとは、注文を出した価格と実際に約定した価格にズレが生じる現象です。スリッページが発生すると、想定よりも不利な価格で約定し、損失が大きくなる可能性があります。

スリッページの原因:

  • 市場の急変動
  • 注文処理の遅延
  • 通信環境の影響

DMM FXでは、スリッページ許容幅を設定できるため、設定を見直すことで改善できる場合があります。

4. 決済時の手数料やスワップポイント

DMM FXでは、取引手数料は無料ですが、スワップポイント(通貨ペアの金利差)によって、保有時間によっては損益に影響を与えることがあります。特に、長時間ポジションを保持する場合は、スワップポイントを確認しましょう。

対処法:約定直後のマイナスpipsを減らす方法

これらの要因を踏まえ、約定直後のマイナスpipsを最小限に抑えるための対策を紹介します。

1. スプレッドが狭い時間帯に取引する

スプレッドが広がりやすい時間帯(早朝・深夜・重要指標発表時)を避け、流動性が高い時間帯に取引することでスプレッドの影響を軽減できます。

おすすめの取引時間:

  • 東京市場が開く9:00以降
  • ロンドン市場が開く16:00~18:00
  • ニューヨーク市場が開く22:00~24:00

2. スリッページ設定を調整する

DMM FXでは、スリッページ許容幅を設定できます。注文が想定外の価格で約定しないように、スリッページの許容範囲を狭く設定することで、約定価格のズレを防ぐことができます。

3. スプレッドが狭い通貨ペアを選ぶ

スプレッドが比較的狭い通貨ペアを選ぶことで、約定直後のマイナスを抑えられます。例えば、USD/JPYやEUR/USDはスプレッドが狭いため、初心者にもおすすめです。

4. 約定時の価格を確認する

注文時にスプレッドが広がっていないか、また約定価格が適切かを確認することで、不要な損失を防ぐことができます。

まとめ|約定直後のマイナスpipsを防ぐには?

DMM FXで約定直後に-3.9pipsの損失が発生する原因は、スプレッドの影響、スリッページ、取引タイミングの問題などが考えられます。

これを防ぐためには、スプレッドが狭い時間帯に取引する、スリッページ設定を調整する、スプレッドが狭い通貨ペアを選ぶなどの対策が有効です。

FXでは、市場の仕組みを理解し、適切な取引戦略を立てることが重要です。ぜひ、本記事の内容を活かして、より良いトレードを目指しましょう。

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