SNS経由の投資勧誘に要注意:前澤友作氏を装ったLINEグループの正体とは

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近年、SNSを活用した投資勧誘が急増しています。特にTikTokやInstagram、LINEなどを通じて有名人の名を騙った誘導が横行しており、一般ユーザーが騙される被害も報告されています。今回は「前澤友作氏を名乗るTikTok動画」や「榎本マーケットサロン」というLINE誘導が本物かどうかを見極めるポイントを解説します。

有名人の名前を使った投資勧誘の実態

「前澤友作氏を名乗る動画がTikTokに表示され、興味を示すとLINEグループに誘導された」というケースは、2023年以降特に目立つ詐欺パターンのひとつです。

本物の前澤氏が個人投資家向けにLINEグループで投資助言をしているという事実は確認されておらず、多くは第三者が勝手に名前や顔写真、音声を無断利用して作成した偽コンテンツです。

「榎本マーケットサロン」の信頼性を検証

榎本という人物が主宰するとされるマーケットサロンは、現時点で金融庁登録の正規な投資助言業者とは確認されていません。また、LINEグループを介した非公開の情報共有や、高額な入会金・投資案件の紹介がある場合、詐欺的手法の可能性が高まります。

消費者庁や国民生活センターにも、SNS経由で知らないグループに勧誘され、結果的に金銭被害に遭ったという相談が多数寄せられています。

SNS勧誘でよくある手口とは

  • 有名人の顔写真・名前を使用して信用させる
  • 少額で始められる投資、あるいは「無料講義」などの甘言でLINEに誘導
  • LINEグループ内で「成功者の声」などの演出を見せ、出資や口座開設を促す
  • 最終的に高額商材や詐欺的投資案件を紹介

特に「5万円で元本保証」や「放置するだけで日利3%」といったうたい文句がある場合は、高確率で詐欺と考えて差し支えありません。

本物かを見分けるためのチェックポイント

以下の点を確認することで、少なくともリスクの高い詐欺勧誘を避けやすくなります。

  • 公式マーク付きのSNSアカウントかどうか
  • 勧誘先が金融庁に登録された事業者かどうか(金融庁登録一覧を参照)
  • 「第三者のレビュー」や「被害報告」がないかを検索
  • 連絡手段がLINEだけの場合は特に注意

一見魅力的な話に思えても、冷静に調査することが大切です。

実際に被害に遭った事例

2023年に報告されたあるケースでは、「有名人の紹介」という名目で参加したLINEグループで、最初は小さな金額の投資が成功するように演出され、のちに「さらに投資すれば何倍にもなる」と言われ、最終的に100万円以上を失ったという事例があります。

こうしたグループは、参加者同士がグルになって演出する「サクラ」も多く、一般ユーザーには見破りづらい構造になっています。

まとめ:SNS発の投資話には慎重に

TikTokやLINEを通じて有名人を装った投資勧誘に出会った場合、それが本物である可能性は極めて低いといえます。「前澤友作」「榎本マーケットサロン」という言葉に信頼感を持たず、まずは第三者機関や公式情報での裏付けを取りましょう。

投資において最も大切なのは「情報源の信頼性」。SNS時代の今だからこそ、慎重な判断が資産を守る最大の武器になります。

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