楽天証券の部分約定とは?注文完了の判断基準と追加注文の必要性を解説

株式

株式投資において「指値注文」を出す際に、思った数量すべてが一度に約定するとは限りません。特に成行ではなく指値注文の場合は「部分約定」が発生することがあります。この記事では楽天証券を例に、部分約定の仕組みとその後の対応方法について詳しく解説します。

指値注文と部分約定の基本的な仕組み

指値注文とは「○○円で△△株買いたい(または売りたい)」という希望価格を指定する注文方法です。しかし、その価格に売り手(または買い手)が十分にいない場合、一部のみが約定することがあります。

例えば、600株の買い注文を出していて、その時点で売り手が200株分しかいなければ、まず200株のみが約定(=部分約定)し、残りの400株は注文板に「未約定のまま残る」状態になります。

注文が完了しているかどうかの確認方法

楽天証券では、注文状況はログイン後の「注文照会」画面で確認できます。ここで「注文中」「約定済」「失効」などのステータスが表示されます。注文が完結しているかどうかは、このステータスを確認するのがもっとも確実です。

部分約定の場合、「残数」が表示され、時間の経過とともにすべて約定することもありますが、一定のタイミングや条件で「失効」扱いとなることもあります。

残りの株数が約定しないときの対応

市場の状況により、残りの注文がそのまま放置されると、取引終了時に未約定のまま自動的にキャンセルされることがあります。これは注文方法により異なり、「当日限り」の注文であればその日の取引終了後に自動キャンセルされます。

このため、残りの400株を確実に購入したい場合は、「新たに注文を出す」という対応が必要になります。例えば、再度400株を指値で出すか、成行注文に切り替えることも選択肢の一つです。

注文戦略の見直しも重要

同じ指値で注文を続ける場合、何度も部分約定になることがあります。その際は「指値を変更」する、あるいは「成行注文に変更」するなど、注文方法そのものを柔軟に見直すことも検討してみましょう。

また、株価が急変動している場合や板に厚みがない場合など、市場状況を冷静に見極めながら対応することがポイントです。

実際の注文例と対応策

例:楽天証券で8:55に600株の指値注文→200株のみ約定
→この時点で注文は部分約定状態。
→取引終了後まで残り400株が未約定の場合、自動キャンセルとなる。
→その後も取得したい場合は、再注文が必要。

注文照会でステータス確認+再注文が基本的な対応となります。

まとめ:部分約定後は注文状況の確認と適切な再注文を

楽天証券を含む証券会社では、指値注文に対して部分約定が起きるのは一般的です。約定が完了しているかどうかを判断するには「注文照会」での確認が不可欠です。

残りの株数を取得したい場合は、自動で補完されるわけではないため、新たな注文を出す必要があることを理解しておきましょう。戦略的に注文方法を見直しながら、的確な投資判断を心がけることが大切です。

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