SBI VCトレードでビットコインを毎月買っているのに損している理由とは?初心者向けに仕組みを解説

外国為替、FX

ビットコインの価格が上昇しているのに、自分の資産はなぜか減っている──これは暗号資産投資を始めたばかりの人にとって非常に混乱する現象です。特に販売所を利用して定期的に買い増している場合、実際の損益の見え方に誤解が生じやすくなります。本記事では、SBI VCトレードで毎月ビットコインを購入しているのに損が出てしまう原因と、その対策について丁寧に解説します。

販売所と取引所の違いを理解しよう

まず、SBI VCトレードには「販売所」と「取引所」があります。販売所はSBIが提示する価格で売買する仕組みで、取引所よりスプレッド(買値と売値の差)が大きく、実質的に高い手数料がかかります。

たとえばビットコインが実際には1BTC=100万円でも、販売所では買値が102万円、売値が98万円ということもあります。この差が繰り返されると、価格が上昇していても利益が出にくくなるのです。

「今すぐ買う」の落とし穴

アプリの「今すぐ買う」ボタンは基本的に販売所を利用しています。購入時にスプレッド分が差し引かれているため、気づかないうちに損をしているケースが多発します。

毎月0.01BTC(約5万円前後)を購入したとしても、1回あたりのスプレッドが2,000円だと、5か月で1万円近くの差になります。これに加え価格変動の影響を受けると、実際には損益がマイナスになる可能性があります。

なぜチャートは右肩上がりなのに損しているのか?

チャートは市場全体の動きを示していますが、あなたが購入した価格と現在の価格との差が実際の損益です。購入タイミングが高値圏だったり、上昇の谷間で買っていた場合、平均取得単価が高くなり、全体が右肩上がりでも損失になりうるのです。

特にビットコインは短期での値動きが激しく、数週間で10%以上上下することも珍しくありません。月1回の積立であっても、価格変動の影響を大きく受けるのです。

利益の見方と確認方法

SBI VCトレードでは、「資産」画面の「評価額合計」から「元本合計(入金額の合計)」を引くことで、現在の損益を確認できます。より正確に把握したい場合は、過去の購入履歴とその時点の価格を記録しておくとよいでしょう。

また、アプリでチャートを見る際には「購入価格に印をつける」設定を使って、自分の買値を可視化することもおすすめです。

買い方を見直す:取引所や積立設定を活用

販売所ではなく取引所で指値注文を使うことで、スプレッドによる損を減らすことができます。SBI VCトレードでは取引所取引にも対応していますので、可能であればそちらを利用しましょう。

また、毎月の積立設定は「自動積立」機能を利用することで、タイミングを分散でき、価格変動の影響を和らげる「ドルコスト平均法」の効果が期待できます。

長期投資の視点と心構え

ビットコイン投資は短期的な変動に一喜一憂せず、長期的な視点で臨むことが重要です。価格が上昇基調であっても、途中に大きな下げがあれば短期ではマイナスになることもあるため、継続して積立ていく姿勢が求められます。

また、税金や売却タイミング、リバランスなども今後考えるべきポイントです。SNSや掲示板ではなく、信頼できる証券会社や公式情報をもとに判断していきましょう。

まとめ:損の正体を知れば対策できる

販売所のスプレッド、高値掴み、価格変動による影響──これらが積み重なって損失に繋がっている可能性があります。買い方を見直すことで、同じ積立でも結果は大きく変わります。

初心者こそ、仕組みを理解して正しい投資スタイルを身につけることが大切です。まずは、販売所と取引所の違いを把握し、取引所利用や積立設定などを試してみましょう。

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