GMOコインの手数料の仕組みを徹底解説|暗号資産初心者が理解すべきメイカー・テイカーの違いとは?

資産運用、投資信託、NISA

暗号資産取引を始めたばかりの方にとって、「約定価格」「手数料」「メイカー・テイカー」などの用語はわかりづらいものです。特にGMOコインのような取引所形式の場合、取引明細に表示される数値と実際に得られる金額の差に戸惑うこともあるでしょう。本記事では、GMOコインにおける手数料の仕組みを中心に、初心者にもわかりやすく解説します。

GMOコインにおける取引の基本構造

GMOコインでは「販売所形式」と「取引所形式」があります。今回のようなリップル(XRP)を指定価格で売却するケースは、一般的に取引所形式での注文と考えられます。この形式では、ユーザー同士が板を通して売買するため、価格の決定はリアルタイムで変動し、注文の内容によってメイカーまたはテイカーのいずれかになります。

メイカー(Maker): 板に新しい注文を置く人。流動性を提供するため、手数料が無料またはマイナス(つまり報酬)になることも。
テイカー(Taker): 既にある注文と即座に取引する人。板から流動性を取るため、通常は手数料がかかります。

「逆指値で即約定」とはテイカーになることが多い

質問のように「逆指値で売り注文を出した直後にすぐ約定された」場合は、ほとんどの場合テイカーになります。これは、価格が市場価格とマッチしており、すでに板にある買い注文と取引が成立したことを意味します。

このため、GMOコイン側ではテイカー手数料として1円が差し引かれ、「約定価格333.501円」「実際の受取金額333円」という形で明細が表示されたのです。

「約定レート」と「約定代金」の違いに注意

約定レート: 実際に市場で取引が成立した1XRPあたりの価格。
約定代金: 手数料等を差し引いた後の実際に受け取った金額。

この例では、約定レートは333.501円だったのに対し、実際の受取は333円であり、そこに-1円のテイカー手数料が含まれていたというわけです。

GMOコインの手数料体系を再確認

取引区分 メイカー手数料 テイカー手数料
現物取引 無料 -0.01〜0.05%
暗号資産FX 別途スプレッドが発生 スプレッド込み

2024年時点では、GMOコインの現物取引ではメイカー手数料は無料または報酬となる場合が多く、テイカーは取引代金に応じた料率で手数料を支払います。よって、「1円の手数料」は少額取引のテイカーであることを示していると考えられます。

初心者が覚えておくべきポイント

  • 注文後すぐ約定された場合はテイカーとして扱われる。
  • 手数料は取引金額に応じて自動的に引かれる。
  • メイカー注文(板に注文を出して待つ)を使えば、手数料が安くなることがある。

たとえば、リップルを「成行」で売却すれば常にテイカー、「指値」で売却し板に残ればメイカーとなる可能性があります。中長期保有であれば、時間的余裕があるメイカー取引を意識するとコスト効率が上がります。

まとめ:テイカーとメイカーを意識してお得に取引しよう

GMOコインの取引で「約定レート」と「約定代金」が異なる場合、それは手数料(主にテイカー手数料)が関係しています。今回のケースでは、逆指値注文が即座に約定したためテイカーとして1円の手数料が差し引かれました。

初心者のうちは細かい手数料の違いに戸惑うかもしれませんが、慣れてくると「どの注文方法が有利か」が見えてきます。メイカー注文を上手に使うことで、手数料を節約しながら賢く暗号資産投資を行っていきましょう。

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