日本にいながら海外企業の株式を購入することは、投資の選択肢を広げる上で有効な手段の一つです。特に注目されるニュージーランド航空(Air New Zealand)の株式は、日本国内の証券会社を通じて購入する方法があります。本記事では、その具体的なステップと注意点をわかりやすく解説します。
ニュージーランド航空とはどんな企業か
ニュージーランド航空(Air New Zealand:ティッカーコード「AIR.NZ」)は、ニュージーランドを代表する国営系の航空会社で、国内外の主要都市を結ぶネットワークを持ち、オーストラリアやアジア、アメリカ路線でも評価の高い企業です。
投資先として注目される理由には、航空旅客需要の回復、同社のコスト削減策、政府保有による安定感などが挙げられます。
日本から購入する主な2つの方法
1. 海外株式に対応したネット証券を利用
現在、日本国内で海外株式(特にニュージーランド市場)に対応している証券会社は限られています。SBI証券やマネックス証券などはアメリカ市場には強いものの、ニュージーランド証券取引所(NZX)に直接対応しているケースは稀です。
そのため、より対応範囲の広いグローバル証券口座(Saxo Bank証券、インタラクティブ・ブローカーズなど)を開設する必要があります。
グローバル証券口座の開設方法
代表的な例として、サクソバンク証券(Saxo Bank)の口座開設手順は以下の通りです。
- 公式サイトよりアカウント登録(日本語対応)
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバー)をアップロード
- 口座認証後、資金を外貨で入金(NZDがおすすめ)
- 銘柄検索で「AIR.NZ」と入力し、指値または成行で発注
取引は英語表記が基本になるため、証券用語に慣れておくとスムーズです。
購入時の注意点と為替リスク
海外株式は当然ながら為替変動の影響を受けます。NZドルが円に対して高くなると、株価が上昇しても為替差損が出る可能性もあります。
また、現地税制や配当金の受け取り時の源泉徴収についても把握が必要です。ニュージーランドでは15%の配当課税が適用されるため、最終的な実質利回りを計算する際には考慮が必要です。
ETFや代替手段という選択肢も
もし直接購入が難しい場合、ニュージーランド経済や航空関連セクターに投資するETFを検討するのも一つの方法です。例えば、MSCI AC Asia Pacific ex Japan ETFなどにはニュージーランド航空が含まれる場合もあります。
また、日本円建てで購入可能な海外航空株ETF(例:JETS)などを経由することで、間接的に投資する方法もあります。
まとめ:手間はあるが十分可能な投資
日本人が日本にいながらニュージーランド航空株を購入するには、NZXに対応する海外証券会社の活用が現実的な方法です。為替や税制の理解が必要ですが、それらを踏まえた上で取引すれば、有望な海外企業への投資機会を得られます。
慎重に情報収集とシミュレーションを行い、自分の投資スタイルに合った方法を選びましょう。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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