新NISAで積み立て設定を完了した後でも、積み立て指定日が到来する前であればファンド(投資信託)の変更は可能です。しかし、変更にはいくつかの注意点があります。本記事では、新NISAでの積み立て設定後にファンドを変更する際のポイントや手順について詳しく解説します。
新NISAの積み立て設定とは?
新NISA(少額投資非課税制度)では、積み立て設定を行うことで毎月自動的に一定額を投資する仕組みを作ることができます。これは長期的な資産形成に向いており、積み立てを始めると原則として毎月指定日に購入が行われます。
積み立て設定を完了した後でも、実際の買付が行われる前であれば、設定内容の変更や停止は自由に行えます。そのため、積み立て指定日までにファンドを見直すことで、より自分に合った運用に修正することが可能です。
積み立て指定日前なら変更可能な理由
積み立て指定日前であれば、まだ実際の買付が行われていないため、投資信託の変更は問題ありません。金融機関では、買付処理が行われる前の段階であれば設定変更が即時反映されるようになっています。
ただし、指定日直前に変更した場合は、変更が反映されない可能性があります。特に、指定日の前営業日や当日の朝などは、既に発注処理が始まっている場合もあるため、余裕をもって手続きを行うことが重要です。
ファンドを変更する際の具体的な手順
ファンドを変更するには、利用している証券会社のウェブサイトやアプリで「積み立て設定の変更」メニューから操作を行います。多くの証券会社では以下のような流れです。
- ① 現在の積み立て設定を「停止」または「削除」する。
- ② 新しく購入したいファンドを選択し、積み立て金額・日付を設定する。
- ③ 確認画面で内容を確認し、変更を確定する。
証券会社によっては、設定変更と同時に過去の設定が上書きされる場合もあります。事前に仕様を確認しておくと安心です。
ファンド変更時の注意点
ファンドを変更する際には、以下の点に注意が必要です。
- 変更の反映タイミング:変更が翌月の積み立てから適用される場合があります。
- 積み立て金額の合計:新NISAの年間投資枠を超えないように調整する必要があります。
- 過去の実績:既に購入済みのファンドは変更しても影響を受けません。新しい設定から反映されます。
また、変更を繰り返すと投資方針がぶれやすくなるため、長期的な視点でファンドを選ぶことが大切です。
実例:楽天証券やSBI証券の場合
例えば、楽天証券やSBI証券では、積み立て指定日の前営業日までであれば自由に設定変更が可能です。設定変更を行うと、新しい内容がすぐに反映され、次回の買付から適用されます。
一方で、指定日当日に変更を行うと、すでに注文が処理中であるため、次回以降の積み立てから反映されるケースが多いです。実際に変更を行う場合は、余裕をもって数日前までに手続きを完了させるのが安心です。
まとめ
新NISAで積み立て設定を済ませた後でも、積み立て指定日前であればファンドの変更は可能です。ただし、指定日の直前は変更が反映されない場合があるため、早めの手続きが推奨されます。ファンドを変更する際は、自分の投資目的やリスク許容度を再確認し、長期的に安定した運用ができるよう戦略を立てていくことが重要です。
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