「アメリカ大統領が25%関税を発表したのに、日経平均が上がってる…なぜ?」そんな疑問をお持ちの方へ。この記事では、最近の日経の動きと、8月1日をはさんだ今後の見通しをわかりやすく整理します。
25%関税発表でも日経が上がる3つの理由
①為替面での円安進行により、輸出企業の業績期待が高まり、株価が支えられています(円安が輸出を後押し)
②市場は関税の影響をある程度織り込み済みで、交渉余地が残る点を好感しリスクが一気に悪化しなかったからです[参照]
③半導体など一部セクターの業績が好調で、全体を押し上げました。
8月1日、相場への直接的影響は限定的な可能性
8月1日から実際に25%関税が発動されても、市場では既に警戒ムードが広がっており、“織り込み済み”であるため、大きな下落にはつながりにくいとみられます。
一方、急な追加関税や報復措置が発表された場合には短期的なボラティリティ(価格変動)が高まる可能性があります。
中期以降に懸念されるリスクと想定シナリオ
- 関税による原材料コスト上昇が企業利益を圧迫するリスク
- 世界的な保護主義傾向が進む中で、資本規模の小さい内需株は影響を受けやすい
- ただし、為替がさらに円安に振れれば、再度輸出主導で上昇余地あり
つまり、短期では大きく動きにくく、中期ではセクターごとの明暗分かれる展開になる可能性が高いです。
8月1日前後に注目すべき指標とイベント
・関税発動の正式ルールや対象品目の詳細
・内外の金融当局の声明、特にBOJ・FRB動向
・為替(ドル円)の急変動
これらの情報更新が相場のサインになるため、要チェックです。
まとめ:関税織り込み済みでも油断せず注視を
25%関税のニュースに日経が素直に下げなかったのは、為替の追い風と「予想内」の取引が背景にあります。
8月1日以降も「織り込み済み」という前提のもと、為替動向・交渉展開・関税発動の詳細を追いながら、中期の業績影響に備えるのが現実的な対応です。

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