CFDでGOLDを取引するなら知っておきたい!値動きが激しい時間・穏やかな時間とその理由

外国為替、FX

CFD(差金決済取引)でゴールド(GOLD)を取引する際、時間帯によって値動きのボラティリティに大きな差があることをご存じでしょうか?本記事では、GOLDの価格が激しく動きやすい時間帯とそうでない時間帯を、世界の金融市場の動向を踏まえて詳しく解説します。取引タイミングの判断に役立てていただければ幸いです。

GOLDが最も動く時間帯(高ボラティリティ)

日本時間の21時〜25時(夏時間は20時〜24時)は、GOLDの値動きが特に激しくなる時間帯です。理由は以下のとおりです。

  • ロンドン市場とニューヨーク市場が重なる時間帯で、世界中の投資家が最も活発に取引する時間だから
  • 米経済指標の発表(22:30や23:00など)が集中しており、金利見通しやインフレ懸念によって金相場が反応しやすい
  • ドルと逆相関の影響:ドル高・ドル安によってGOLDが敏感に動く

特に米雇用統計やFOMC、CPIなどが発表される日は一段とボラティリティが増します。短期トレードを狙うなら、この時間帯が主戦場になるでしょう。

GOLDの動きが弱い時間帯(低ボラティリティ)

日本時間の早朝4時〜9時は、GOLDの値動きが比較的穏やかになる傾向があります。理由は次の通りです。

  • ニューヨーク市場が閉まった直後で、欧米勢の参加が少ない
  • アジア市場(東京市場)開場前または直後で取引量が少ない

この時間帯はスプレッドも広がりやすく、スキャルピングや短期売買には向いていないことが多いため、注意が必要です。

値動きが“普通”の時間帯(中ボラティリティ)

日本時間の15時〜20時前後は、GOLDの値動きが「普通レベル」で推移することが多いです。この時間帯には以下のような特徴があります。

  • ロンドン市場のオープン(15時〜)により取引が活性化し始める
  • 米国市場開始前の準備的な動きが見られ、じわじわとした値動きが多い

中期的なポジション構築や、トレンド確認には適した時間帯であり、デイトレードではこの時間にエントリー準備を進めるケースも多いです。

時間帯別の値動きの傾向を整理した一覧

時間帯(日本時間) ボラティリティ 主な要因
4:00〜9:00 弱い 取引参加者が少なく市場が静か
15:00〜20:00 普通 ロンドン市場のオープンと流動性の増加
21:00〜25:00 強い 米経済指標・NY市場開場による活発な動き

このように、1日の中でも時間帯によってGOLDの取引環境は大きく異なります。

実例:指標発表時にGOLDが急変動したケース

2024年3月、米CPIが予想を上回ったことで、FRBの追加利上げ観測が強まりました。この結果、GOLDはわずか15分で30ドル以上急落する展開となり、その後買い戻しも入り乱れる荒い値動きとなりました。

このように、米国の金利・インフレ・為替に関わる指標はGOLDに大きなインパクトを与えるため、トレード前に経済カレンダーを確認することが重要です。

まとめ:GOLDは時間帯による戦略の使い分けが重要

CFDでGOLDを取引する際には、ボラティリティの大小を意識して時間帯ごとの戦略を変えることが有効です。激しく動く夜間は短期トレードに、穏やかな時間は中長期の仕込みに適しています。

また、米経済指標のスケジュールや市場のセンチメントに常に注意を払いながら、無理のないリスク管理を心がけましょう。

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