株式投資を始めたばかりの方の中には、「株を買って値上がりしたら売るだけ。ずっと持っていればいつか上がるから儲かるのでは?」と考える人も少なくありません。確かに一理あるように思えますが、実際の投資ではそう単純にいかない理由があります。本記事では、松井証券などで株式投資を行う際に理解しておくべき基本ルールやリスク管理の考え方について、わかりやすく解説します。
株を買えば必ず上がるとは限らない
株価は企業の業績や経済環境、需給バランス、ニュースなど、さまざまな要因によって常に変動します。上がるときもあれば下がるときもあり、「買って持っていれば絶対に儲かる」保証は存在しません。
たとえば、上場企業であっても業績悪化や不祥事、競争激化などで株価が長期間下落することもあります。中には倒産して株式が無価値になることもあるため、安易な長期保有はリスクを伴います。
利益=「売却価格-購入価格-手数料・税金」
株式投資で利益を出すには、「安く買って高く売る」ことが基本です。利益は次のような式で計算されます。
売却価格 − 購入価格 − 売買手数料 − 税金 = 実質利益
さらに利益が出た場合には、約20.315%の譲渡益課税が発生します。たとえば10万円の利益が出ても、税引後は約8万円弱になります。この点も「思ったほど儲からない」原因の一つです。
株価が下がったら損失。含み損のまま放置は危険
株を購入した後に株価が下がると「含み損」となります。この時点ではまだ確定損ではありませんが、損切り(売却)できずに保有を続けた結果、損失が拡大するケースが多く見られます。
実際、リーマンショックやコロナショック時には、長期保有者の多くが評価額を大きく下げる経験をしています。大事なのは「いつ売るか」「リスクをどう限定するか」を決めておくことです。
松井証券で株取引を始める前に知っておきたい基本
松井証券では、初心者向けのツールや少額投資の仕組みが整っており、1株単位から投資が可能です。しかし、どんなに優れたプラットフォームでも、投資の意思決定を行うのは自分であることを忘れてはいけません。
- 分散投資:1銘柄に集中せず、複数の業種・企業に分散してリスクを軽減する
- 損切りラインの設定:○%下がったら売却すると決めておく
- 投資目的の明確化:短期トレードか、配当・成長目的の長期投資かをはっきりさせる
成功するには「ルールを守れる」ことが大切
投資で利益を出し続ける人たちの共通点は、「自分なりのルールを持ち、それを徹底して守っている」ことです。感情に流されず、冷静に判断できることが長期的な成功のカギとなります。
例:ある投資家は「購入後に5%下がったら必ず売る」「利確は20%上昇時点で」とルールを徹底して、年間のトータル成績を安定させています。
まとめ
「買って持ち続けていればいつか儲かる」と思う気持ちは自然ですが、株式投資には上昇も下落もあり、絶対に利益が出るという保証はありません。大切なのは、ルールを持ち、リスクを管理し、冷静に判断する力を身につけることです。松井証券を活用する際も、基本的な投資の原則を理解しながら、自分に合った投資スタイルを確立していきましょう。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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