株式投資で気になるコストのひとつが取引手数料です。特に松井証券のようなネット証券を使っていると、事前に手数料体系は確認できても、実際にいくら引かれたのかを後から確認したいという場面があります。この記事では、松井証券で現物取引を行ったあとに「実際にかかった手数料」を確認する具体的な手順について解説します。
松井証券の取引手数料体系の概要
松井証券では、現物株の手数料が「一日定額制」となっており、1日の約定代金合計が50万円以下であれば手数料は無料です。50万円を超えると金額に応じて段階的に加算される仕組みになっています。これに加え、取引ごとに発生する「取引所手数料」や「証券取引税」などの諸費用もかかる場合があります。
実際の手数料を確認できる場所とは?
松井証券で取引後に発生した手数料は、次の2つの場所で確認できます。
- ウェブ版:マイページ → 書面閲覧サービス → 「取引報告書」
- スマホアプリ:メニュー → 取引履歴 → 「取引報告書(PDF)」
「取引報告書」は金融商品取引法に基づき発行される公式書面であり、約定日・銘柄・取引価格・手数料・消費税・受渡金額などの詳細がすべて記載されています。
取引報告書の見方を具体的に解説
報告書PDFを開くと、次のような形式で記載されています。
項目 | 内容 |
---|---|
約定日 | 2025年6月3日 |
銘柄 | トヨタ自動車(7203) |
取引区分 | 現物買付 |
約定金額 | ¥512,000 |
手数料 | ¥550 |
消費税 | ¥55 |
受渡金額 | ¥512,605 |
このように、手数料と税額が明確に表示されるため、実際にどのくらいの費用がかかっているかが一目でわかります。
月ごとの手数料合計を確認する方法
さらに、「電子交付書面」のなかの「月次報告書」では、1か月分の取引にかかった手数料を一覧で確認できます。多くの取引をしている方はこのレポートをチェックすることで、年間コストの概算にも役立ちます。
月次報告書は以下の手順で確認できます。
- マイページ → 書面閲覧サービス → 「月次報告書」
- 対象年月を指定して表示
「手数料が無料」の場合でも報告書を確認しよう
一日定額制で無料になるケースでも、実際に0円だったのかを確認するために報告書を見ることは有効です。また、複数回の取引があった場合などは想定よりも費用が発生していることもあります。確認を怠ると後から意外なコストに気づく可能性もあります。
まとめ:実際にかかった手数料の確認は報告書が鍵
松井証券では、現物取引の実際の手数料は「取引報告書」または「月次報告書」で確認することができます。証券会社の手数料体系に慣れていない方でも、PDFで見られる形式で明確に記載されているため安心です。
手数料の実態を把握しておくことで、長期的に見た資産運用コストの最適化にもつながります。取引後は必ず報告書に目を通す習慣をつけておくとよいでしょう。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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