未成年が証券口座を開設するには?親権者と別居中の場合に必要な手続きと注意点

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高校生でも資産運用に興味を持ち、証券口座を開設したいと考える方が増えています。しかし、未成年が証券会社で口座を開設するには、成人とは異なる手続きや条件があり、特に親権者が離婚している場合や別居している場合は、さらに注意が必要です。本記事では、楽天証券・PayPay証券・SBI証券などで未成年が口座を開設する際の基本情報と、親権者と同居していない場合の対応方法をわかりやすく解説します。

未成年の証券口座開設には親権者の同意が必要

日本の証券会社では、20歳未満(※成人年齢引き下げにより一部18歳以上で可能な場合もあり)の未成年が証券口座を開設するには、親権者(法定代理人)の同意と本人確認書類が必須です。

楽天証券・SBI証券・PayPay証券のいずれでも、未成年口座の開設には親権者名義の金融機関口座の登録が求められることが多く、名義貸しはできません。

親権者が母親だが別居中の場合のポイント

今回のように「親権者は母だが、現在は父と同居している」というケースでは、法的には母親の同意と本人確認書類が必要になります。つまり、実際に生活しているのが父親であっても、口座開設における「法定代理人」としての手続きは母親が行う必要があります。

多くの証券会社では、次のような書類が求められます。

  • 本人確認書類(マイナンバーカード、保険証など)
  • 親権者の本人確認書類
  • 親権者の印鑑証明書
  • 親権者名義の金融機関口座

この場合、母親が協力してくれない限り、原則的に口座開設は難しいのが実情です。

証券会社別:未成年口座の取扱いと特徴

証券会社 未成年口座の有無 特徴
楽天証券 あり ジュニアNISA対応。親権者の口座も必要。
SBI証券 あり 取扱商品が多く、ジュニアNISAも対応。
PayPay証券 なし(原則18歳以上) 未成年は利用不可。

上記の通り、PayPay証券は2025年現在、未成年の口座開設には対応していません。選択肢としては楽天証券かSBI証券が現実的です。

どうしても親権者の協力が得られない場合の選択肢

親権者の協力が得られず、未成年口座の開設が難しい場合、以下の方法を検討してみるのもひとつの手段です。

  • 18歳になってから自分名義で開設(多くの証券会社で可能に)
  • 親権者の変更手続きを検討(家庭裁判所への申立てが必要)
  • 将来に備え、模擬投資やデモトレードで経験を積む

特に18歳以降は、多くの金融機関で成人扱いとなり、本人確認書類のみで口座開設が可能になります。

まとめ:未成年口座には親権者の協力が必須、別居中でも親権者が母なら手続きは母が行う

未成年が証券口座を開設する際には、親権者の同意と手続きが必須です。たとえ実際に一緒に住んでいない場合でも、法的な親権者である母親が手続きを行う必要があります。母親の協力が得られない場合は、18歳以降の口座開設を視野に入れるか、今のうちに金融の勉強を進めておくと良いでしょう。

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