FANG+を超える可能性のある投資信託とは?レバレッジなしで高リターンを狙う戦略

資産運用、投資信託、NISA

FANG+はFacebook(現Meta)、Amazon、Netflix、Google(現Alphabet)など米国のハイテク成長株で構成された指数で、そのリターンの高さから投資家に非常に人気のあるテーマです。しかし、「FANG+を超える投資信託はあるのか?」という疑問を抱く方も増えています。この記事では、レバレッジを用いずに高いリターンを狙える投資信託やその選び方について解説します。

FANG+とは?その魅力と限界

FANG+はハイテク企業を中心とした10銘柄で構成されており、NASDAQに上場している企業が中心です。過去数年の実績は非常に好調で、特にパンデミック以降のリターンは目を見張るものがありました。

しかし、その反面、構成銘柄が偏っているため、市場全体が逆風のときには大きく値下がりするリスクも伴います。

FANG+以上のパフォーマンスが期待できる投資信託とは

レバレッジを用いずに高リターンを狙える投資信託としては、以下のようなものが挙げられます。

  • eMAXIS Neoシリーズ:AI、自動運転、宇宙開発など将来性あるテーマに特化。高ボラティリティだがハマれば高リターン。
  • 日興グローバルAIファンド:AI関連企業を世界中から選定。過去にFANG+を上回る年も。
  • ひふみプラス:アクティブ運用で成長企業を選定。米国株も取り入れ柔軟性あり。
  • 楽天・全米株式インデックス・ファンド(VTI連動):米国市場全体に分散投資。FANG+銘柄を含みつつ分散性も確保。

これらはFANG+のようなハイテク偏重ではなく、成長性+分散性を意識した設計です。

過去リターン比較と注目すべき視点

過去3〜5年で見た場合、eMAXIS Neoシリーズの一部はFANG+と同等またはそれ以上のパフォーマンスを記録したことがあります。ただしテーマ型は上下のブレも大きく、タイミングの見極めが難しい側面もあります。

たとえば、eMAXIS Neo 宇宙開発は一時期150%以上の上昇を記録した年もありましたが、2022年の調整局面では30%以上の下落もありました。

分散型とテーマ型、どちらを選ぶべきか?

テーマ型は高リスク・高リターンで、相場の波をとらえることができればFANG+を超える成果も狙えます。一方、分散型は安定性が高く、長期運用向きです。

投資信託のポートフォリオに両者を組み合わせるのもひとつの戦略です。例えば「楽天VTIで基盤をつくりつつ、eMAXIS Neoをサテライトとして保有する」といった方法です。

FANG+以上を狙う際の注意点

  • 過去のリターンに惑わされない
  • 信託報酬やコストを確認する
  • 運用スタンス(インデックス vs アクティブ)を理解する
  • 暴落時の耐性を持つポートフォリオを意識

高リターンを求めるあまり、全体のバランスを欠くとリスクが増幅します。

まとめ:FANG+にこだわらず、可能性ある投信を活用しよう

FANG+は魅力的な指数ですが、それだけが高リターンの選択肢ではありません。将来性あるテーマ型ファンドや、全米株式などの広範なインデックス型ファンドを組み合わせることで、より安定的かつ高成長を期待できる投資戦略を構築できます。

重要なのは「何に投資するか」ではなく、「どんな戦略で投資するか」です。

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