FX取引を行う上で、エントリーしたポジションを自動で決済する方法は非常に重要です。特に損切りや利確をあらかじめ設定しておくことで、相場を常に監視する手間を省き、リスク管理を徹底できます。ここでは、MT4で指定の値に到達した際にポジションを自動決済する方法について詳しく解説します。
MT4での基本的な自動決済方法
MT4では、あらかじめ「損切り(ストップロス)」や「利確(テイクプロフィット)」を設定することで、自動的に決済を行うことが可能です。注文画面を開いた際に価格指定欄があり、ここに希望する値を入力しておくことで、相場が到達した瞬間に自動決済されます。
例えば、ドル円を145円で買った場合、「損切りを144円」「利確を147円」に設定しておけば、相場がどちらかに到達した時点で自動的に決済される仕組みです。
注文画面から設定する手順
実際に設定する際の手順は以下の通りです。
- MT4で新規注文を選択
- 取引数量(ロット数)を入力
- 「ストップロス(S/L)」に損切り価格を入力
- 「テイクプロフィット(T/P)」に利確価格を入力
- 成行または指値注文を実行
この手順で設定すれば、注文後は自動で決済が行われるため、安心して取引を続けることができます。
既存ポジションに自動決済を設定する方法
新規注文時に設定し忘れた場合でも、既に保有しているポジションに後からストップロスやテイクプロフィットを追加できます。方法は以下の通りです。
- ターミナル画面の「取引」タブを開く
- 対象のポジションを右クリックして「注文変更または取消」を選択
- 損切り(S/L)と利確(T/P)の値を入力
- 「変更」ボタンをクリックして完了
この方法を活用することで、相場が動き始めた後でもリスク管理を強化できます。
トレーリングストップを活用する
さらに便利なのが「トレーリングストップ」です。これは、相場が有利な方向に動いた場合に、損切りラインを自動で追従させる仕組みです。例えば20pipsのトレーリングストップを設定すると、価格が20pips有利に動いた時点で損切りラインが自動的に調整されます。
これにより利益を伸ばしつつ損失を限定できるため、効率的なトレードが可能になります。
注意点と活用のコツ
自動決済を設定する際には、値幅を現実的に設定することが大切です。損切りを浅く設定しすぎるとノイズで狩られやすく、利確を大きく取りすぎると決済されないまま含み益が消えるリスクがあります。また、スプレッドの影響で指定価格と約定価格に差が出る場合もあるため注意が必要です。
初心者の方は、まずは小さなロットで実際に自動決済を設定しながら慣れていくことをおすすめします。
まとめ
MT4では「ストップロス」と「テイクプロフィット」を活用することで、指定価格に到達した際に自動でポジションを決済することが可能です。さらに「トレーリングストップ」を組み合わせれば、利益を確保しつつリスクを最小限に抑える戦略が取れます。自動決済を上手に使うことで、感情に左右されない安定したトレードが実現できるでしょう。

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