2025年5月31日以降、SBI証券ではセキュリティ強化の一環として、ログイン時に必要な認証方式が変更されます。本記事では、すでに認証設定が済んでいるかの確認方法や、今後のログインに関する注意点をわかりやすく解説します。
SBI証券の認証方式が変更される背景
SBI証券では、近年のサイバー攻撃リスクの増大を受け、2025年5月31日より新たなログイン認証体制へと移行します。特にスマホ認証（FIDO）とデバイス認証の設定が重要となっており、これらの設定が完了していないとログインできない可能性があります。
この変更は、フィッシングやなりすまし防止を目的としたもので、多くの金融機関で導入が進む「パスワードレス認証」の一環です。
FIDO認証とは？スマホ認証の仕組み
FIDO（Fast IDentity Online）認証は、スマートフォンや指紋・顔認証を使って本人確認を行う高度な認証方式です。パスワードを必要としないため、第三者による不正アクセスを防止する効果があります。
SBI証券では、スマホアプリを通じてFIDO認証を行う仕組みが導入されており、設定していれば以降もスムーズにログインできます。
デバイス認証の仕組みと設定確認方法
デバイス認証とは、登録済みのパソコンやスマートフォンなどの端末を「信頼済み」として登録し、その端末からのアクセスのみを許可する機能です。ブラウザに保存された証明書やCookieにより判定されます。
設定が済んでいる場合は、SBI証券にログイン時に追加認証を求められずにスムーズにアクセスできるのが特徴です。新しい端末でアクセスした場合は、再認証が必要になります。
認証が正しく設定されているか確認する方法
SBI証券にログインできるかどうかが第一の確認ポイントです。2025年5月31日を過ぎてもログインできる場合は、FIDOおよびデバイス認証が正しく設定されていると考えられます。
また、SBI証券から「あなたは設定済みです」といった通知を受け取っている場合、基本的にはその情報を信頼して問題ありません。通知文中に「2025/5/31（土）以降もこれまでと同様にログインいただけます」とある場合は設定が完了している証拠です。
ログインできない場合の対処法
ログインできなくなった場合は、以下の点をチェックしてください。
- 使用している端末が以前と同じか（デバイス認証）
- スマホアプリにFIDO認証が設定されているか
- ブラウザのキャッシュやCookieが削除されていないか
それでもログインできない場合は、SBI証券のサポート窓口に問い合わせることが最善の対応です。
まとめ：認証済通知があれば基本的に安心だが、今後の確認も大切
「FIDO認証とデバイス認証が設定済み」と記されたSBI証券からの通知を受け取っており、かつログインできている状態であれば、特別な対応は基本的に不要です。ただし、新しい端末やブラウザを使う際は再認証が必要になる場合もあるため、定期的な確認とサポートページのチェックを心がけましょう。
認証環境はセキュリティの観点から今後も進化が予想されるため、自身のログイン状況に関する通知やお知らせには常に目を通すようにすることが大切です。
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