不労所得で生活したい、配当金だけで生活費を賄いたいという願望は多くの投資家に共通しています。この記事では、月1億円以上という極めて高い目標金額を例に取り、高配当株とREIT(不動産投資信託)のどちらがその実現に向いているのかを解説します。
高配当株とREITの基本的な違い
高配当株とは、利益の一部を配当として株主に還元する企業の株式です。配当利回りが高い銘柄に投資することで、安定的なインカムゲインが得られます。一方REITは、不動産を運用して得た賃料や売却益を投資家に分配する金融商品です。
高配当株は企業の業績と市場動向に大きく左右され、REITは不動産市況と金利の影響を強く受けます。つまり、どちらもリスクの性質が異なるため、選ぶべきかは目標や資産状況により変わってきます。
目標金額「月114514万円」を配当で得るには
月114,514,000円(年約13.7億円)を配当で得るには、例えば配当利回り4%の資産で約343億円、5%で約274億円の投資元本が必要です。これは現実的には非常に困難で、よほどの富裕層でなければ到達不可能な水準といえるでしょう。
しかし、月数万円〜数十万円の配当金生活を目指すという現実的な目標であれば、高配当株やREITの活用によって十分に実現可能です。たとえば年間配当120万円(月10万円)を4%の利回りで得るには、元本は約3,000万円です。
高配当株のメリット・デメリット
メリット:安定企業による配当が魅力。増配傾向にある企業に長期保有すれば、インカムゲイン+キャピタルゲインの両取りも狙えます。
デメリット:業績悪化による減配リスクや株価下落のリスクもあります。また、一般的に成長性はやや低めです。
REITのメリット・デメリット
メリット:高い分配金利回り(4〜6%前後)が期待でき、賃貸収入が中心のため安定性もあるとされます。J-REIT(日本)や海外REITも選択肢に。
デメリット:金利上昇局面では価格が下がりやすく、分配金も変動しがち。特に物件の稼働率低下は大きな影響を及ぼします。
どちらを選ぶべきか?併用も視野に
リスク分散の観点からは、高配当株とREITの併用が現実的です。例えば、日本株で配当利回りの高い金融株や通信株に投資しつつ、REITで安定収入を補完するようなバランスです。
さらに、配当・分配金を再投資する「複利効果」を利用することで、長期的には資産の成長スピードも加速します。これにより、月10万円〜20万円規模の不労所得は視野に入ってくるでしょう。
まとめ:目標設定と現実的なポートフォリオ戦略
月114514万円という目標は非現実的ですが、高配当株とREITを組み合わせることで、月10万円以上の安定した配当収入を得る現実的な配当金生活は可能です。
重要なのは、目標に応じた投資額、リスク許容度、そして長期的な視点をもった資産形成戦略です。高配当株とREITをうまく活用し、インカムゲイン中心のライフプランを描いていきましょう。

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