TradingViewで異なるチャートに個別の移動平均線を設定する方法|USD/JPYなど同一銘柄でも別設定が可能

外国為替、FX

トレーディングビュー(TradingView)は多機能で柔軟なチャート分析ツールとして、FXや株式、仮想通貨など幅広いトレーダーに支持されています。そのなかでも「同じ銘柄でも、表示するチャートごとに異なる移動平均線を設定したい」というニーズは意外と多く、特に複数の時間軸や分析目的がある場合には重要な活用方法になります。この記事では、トレーディングビューでチャートごとに異なる移動平均線を設定する具体的な手順や活用法について解説します。

チャートレイアウトとウィンドウの独立性

TradingViewでは、複数のチャートを同時に表示できる「マルチチャートレイアウト」機能があります。例えば、画面を2分割してそれぞれにUSD/JPYのチャートを表示することが可能です。

このとき各チャートは独立して設定できるため、移動平均線(MA)の期間や色なども別々にカスタマイズできます。

移動平均線を個別に設定する手順

① マルチチャートレイアウトを有効にする
TradingViewの上部メニューから「レイアウト変更アイコン」をクリックし、2画面や4画面など任意の分割数を選びます。

② 各チャートに表示させる銘柄を設定
両方にUSD/JPYを表示してもOK。時間足を異なるものにすることも可能です。

③ 個別にインジケーターを追加
片方のチャートをアクティブにし、「インジケーター」から移動平均線(Moving Average)を追加し、期間を20に設定。もう片方のチャートでは、同じ手順で期間を75に設定するなどの使い分けが可能です。

インジケーターの同期設定に注意

TradingViewには「インジケーターを全チャートに同期」する設定があり、これをオンにしているとすべてのチャートに同じMAが表示されてしまいます。

意図的に異なる設定にしたい場合は、インジケーターの同期をオフにすることで、個別管理が可能になります。

活用例:短期トレードと長期スイングでの比較

片方のUSD/JPYチャートで1時間足・20MAを表示し、もう片方では日足・200MAを表示することで、短期的な価格の動きと中長期のトレンドを同時に視覚化できます。

このような分析は、エントリーとエグジットの精度を高めるうえで非常に効果的です。

テンプレート保存で作業効率アップ

一度設定したマルチチャート+個別インジケーターの構成は、「チャートレイアウトを保存」することで、次回以降すぐに呼び出せるようになります。

複数の通貨ペアやスタイルごとに保存しておくと、トレード準備の時間短縮につながります。

まとめ:同じ銘柄でも自由な分析を可能に

TradingViewでは、同一銘柄のチャートでもそれぞれ異なる移動平均線を表示することが可能です。マルチチャートレイアウトを活用し、分析手法ごとに独自の設定を反映させることで、より精度の高いトレーディング戦略が立てられるようになります。

慣れないうちは少し設定が複雑に感じられるかもしれませんが、使いこなすことで視野が広がり、トレードの質も向上します。ぜひ今回紹介した設定方法を活用して、自分だけのチャート環境を構築してみてください。

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