つみたてNISAの制度が2024年から新NISAへと移行し、旧NISAで保有していた資産の扱いや、今後の運用方針に悩む方も少なくありません。特に「旧つみたてNISAで購入した銘柄はもう増えないのか?」という疑問はよく見られます。この記事では、旧NISA資産の成長性と売却の判断、新NISAとのバランスを分かりやすく解説します。
旧つみたてNISAで保有している銘柄は今後も成長するのか?
結論から言えば、旧つみたてNISAで購入した銘柄は、運用期間中も引き続き市場に連動して価格が変動し、今後も利益が増える可能性はあります。NISAの「非課税枠」は購入時点で適用される制度であり、保有後の価格上昇や配当収入も非課税の対象となります。
たとえば、2021年にS&P500インデックスファンドを旧NISAで購入した場合、そのまま保有していれば2025年も株価が上がることで評価益は増えていきます。
旧NISAの非課税期間は20年ある
つみたてNISAの非課税期間は購入年から20年間です。つまり、2019年に買った商品であれば2038年末まで非課税のまま保有できます。この間は運用益も配当も非課税で受け取れるので、慌てて売却する必要はありません。
「もう利益が出ない」ということでは決してなく、保有を続ける価値は十分にあります。焦って売らず、制度の期間を最大限に活用しましょう。
旧NISAと新NISAは別枠で運用される
新NISAでは年間最大360万円の非課税投資枠が用意されていますが、旧NISAで保有している資産とは別に管理されます。つまり、旧NISAを売却しなくても、新NISAをフル活用できます。
そのため、「旧NISAを売って新NISAに移す」といった必要は基本的にありません。むしろ、旧NISAは非課税枠を失わずにそのまま伸ばすのが賢い選択です。
売却の判断基準は?
旧NISAの資産を売却するかどうかの判断には以下のポイントを考慮しましょう。
- 現金が今すぐ必要かどうか
- 別の運用先に乗り換える明確な理由があるか
- 銘柄の成長性が大きく低下したか
長期投資の観点では、一時的な含み益・含み損に惑わされず、計画に沿って保有し続けるのが基本です。
初心者でも安心して続けるには
「無知ですみません」という声をよく聞きますが、むしろ初心者こそ長期・分散・積立が重要です。NISA制度はその設計に基づいています。焦って売買を繰り返すよりも、保有を続け、時にはポートフォリオの見直しだけを行うことで資産形成に繋がります。
証券会社のサポートセンターや、金融庁のNISAガイドも参考になるでしょう。信頼できる情報源に相談するのも有効です。
まとめ:旧NISAの資産はこれからも活きる資産
旧つみたてNISAで保有している銘柄は、今後も市場の動きに応じて成長します。非課税期間も長く、売却を急ぐ必要はありません。むしろ、非課税メリットを活かして保有を続ける方が合理的です。新NISAとの併用でさらに資産形成のチャンスが広がる今、焦らず長期視点で考えることが大切です。

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