資産形成を考える際、現在の資産状況と毎月の貯蓄可能額、運用による期待利回りなどをもとに中長期の見通しを立てることが重要です。この記事では、1800万円から3000万円まで増やすにはどのくらいの期間が必要なのか、シミュレーションと併せて解説します。
現在の資産内訳と年間貯蓄額の確認
現在の資産状況は以下の通りです。
- 預金:約770万円
- 投資信託・株式:約930万円
- 個人年金:約100万円(解約予定なし)
合計で約1800万円。年間の貯蓄可能額は、2025年上期で26.9万円という実績から年間で約50万円前後が現実的と考えられます。またボーナス等を含めれば最大70万円程度の年もあるかもしれません。
3000万円まで増やすのに必要な金額と利回り
目標額までに必要な増加分は1200万円です。これを単純な貯蓄だけで賄うとすれば。
- 年間貯蓄額50万円 → 約24年
- 年間貯蓄額70万円 → 約17年
ですが、すでに930万円を投資に回しているため、利回りを活用することで期間を短縮できます。
利回り3%で運用した場合のシミュレーション
例えば投資資産を年3%で運用でき、さらに毎年50万円の貯蓄ができたと仮定します。次のような概算が可能です。
- 10年後:投資元本930万円が約1250万円に成長し、預金も合わせて計2500万円前後に到達
- 12〜13年後:トータルで3000万円を超える可能性が高い
運用しない場合は20年以上かかる可能性もあるため、インフレ対策としても投資の継続は有効です。
現実的な年数は?保守的・楽観的シナリオ
条件 | 年間貯蓄 | 運用利回り | 到達年数(目安) |
---|---|---|---|
保守的 | 50万円 | 0% | 24年 |
標準的 | 60万円 | 3% | 13年 |
楽観的 | 70万円 | 5% | 10年 |
投資の利回りや貯蓄ペースが安定すれば、10〜15年で3000万円を目指すのが現実的です。
具体的にできる工夫と心がけ
1. 貯蓄のルール化:貯蓄分は先取りして自動積立に回すと無理なく続けられます。
2. 投資信託の積立強化:少額でも月3万円をインデックス型に回せば、長期での資産成長が見込めます。
3. 支出の見直し:家計の固定費(通信・保険など)の削減も定期的に行いましょう。
まとめ:目標到達は十分可能。戦略的な積立と運用が鍵
1800万円から3000万円への資産形成は、運用を続けながら着実に貯蓄すれば10〜15年で達成可能です。月々の貯金が1〜3万円でも投資を組み合わせることで将来の資産に大きな違いが生まれます。焦らず、でも着実に積み上げていくことが、ゴールへの近道です。

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