投資には多くのスタイルがありますが、すべての投資に共通する「やってはいけないこと」と「絶対にやるべきこと」が存在します。これらを知っているかどうかが、長期的な成功と失敗を大きく分けることになります。本記事では、投資歴や金融商品に関係なく共通する重要な原則を具体例と共に解説します。
やってはいけないこと①:感情に任せた取引
株価が下がった瞬間に「怖くなって損切り」、急上昇を見て「乗り遅れまいと飛び乗る」。こうした衝動的な行動は、多くの投資家が失敗する最大の原因です。
例えば2020年のコロナショック時、恐怖に駆られて全て売却した人の多くはその後のV字回復に乗り遅れ、大きな損失を確定させてしまいました。
やってはいけないこと②:勉強せずに始める
「なんとなく良さそう」「みんなが買っているから」などの理由で始めるのは危険です。投資信託や株式、FX、不動産といった投資対象それぞれに特徴とリスクがあります。
過去には、仕組債やハイリスクな通貨建て商品の中身を理解せず購入し、大きく元本を失った個人投資家も少なくありません。
やってはいけないこと③:全資産を一つに集中
どんなに有望に見える投資でも「一点集中」は危険です。どんな資産でも値動きがある以上、何が起こるかは誰にもわかりません。
例えば、暗号資産にすべての資金を注ぎ込み、2021年の高騰を喜んだものの、その後の暴落で資産が半減以上になった人もいます。
必ずやるべきこと①:長期目線と分散投資
短期で一発逆転を狙うより、長期で安定した成長を目指す方が成功確率は格段に高まります。さらに分散投資によって、特定のリスクを軽減することができます。
実際、米国のS&P500インデックスファンドに20年間積立投資をした場合、ほとんどの期間でプラスになっているという統計があります。
必ずやるべきこと②:自分のルールを決めて守る
購入・売却のルールをあらかじめ決めておくことで、感情に左右されずに冷静な判断ができます。例えば、「10%以上値下がりしたら売却する」などのルールを設けることは有効です。
ルールを持たないまま取引を続けると、判断基準がぶれ続け、結果的に損失を拡大させるリスクが高まります。
必ずやるべきこと③:手数料・税金を理解する
利益が出ても、税金や手数料で実質リターンが目減りすることがあります。金融商品の中には信託報酬が1%を超えるものもあり、長期投資ではパフォーマンスに大きな差が出ます。
投資信託を選ぶ際には、純資産総額や信託報酬、実質コストなどをしっかり比較検討しましょう。
まとめ|「勝てない理由」を潰すのが勝つための近道
投資で勝つための特効薬はありませんが、「絶対やってはいけないこと」を回避し、「必ずやるべきこと」を積み上げることで、成功に近づくことができます。自分の行動を客観的に見直し、ルールを守り、冷静な判断を保つことが、投資の世界では何よりも強力な武器となります。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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